MENU

MAINTENANCE REPORT

【ALPINA B3 3.0/1】24ヶ月法定点検&車検整備【52,000Km】

本日はALPINA B3 3.0/1の24ヶ月法定点検&車検整備をレポートしていきましょう。走行距離は52,000Km。
E36モデルという事で登場から約20年経過しているのですが、
こちらのオーナーはしっかりメンテナンスを定期的に行っている事もあり、
今回の車検整備では、それ程大きな修理は必要無い印象です。
基本的な法定点検作業をメインに各部のチェックを行いながら交換整備が必要な箇所などを
ピックアップしていきましょう。リフトアップして下廻りをはじめ、車輛全体をチェックしていきます。フューエルフィルターは交換時期を過ぎているので、今回交換します。
構造上、フィルター内部の汚れを目視で確認出来ないこともあって
見落としがちではありますが、タンク内の水分や塵などをしっかりと受け止めてくれる
重要なパーツのひとつです。車検毎の交換をおすすめしています。
外したフューエルフィルターからは黒くなったガソリンと共に内部の汚れが出て来ました。
内部はオイルエレメントと同じような形状のフィルターで構成されていますが
これだけ汚れが詰まっていると、正常な燃圧が出ない事もありますし、
何よりフューエルポンプの負担増で、ポンプの寿命が短くなる事も考えられますね。
新旧のフューエルフィルター。
エアフィルターの交換。
新旧のエアフィルター。
表面上は色の違いに見えるのですが、内部には砂埃や塵、虫の死骸等…が
多数付着していて見た目以上に汚れている事が多いですね。
エアブローで・・・なんて事も耳にしますが、高額なパーツではないので汚れていたら交換しましょう。
スパークプラグの交換
新旧のスパークプラグ。
基本的に6気筒全てを同時に交換。電極にカーボン付着が多く、ギャップも大きいので丁度良い交換時期でした。
エアコンマイクロフィルターの交換。
年に1度は交換して欲しい消耗品です。
新旧のエアコンマイクロフィルター。
汚れた状態のフィルターを通して出て来る空気…この状態を見るとすぐにでも交換したくなりますね。冷却水の交換。
フラッシング剤を注入し冷却ラインの水垢や錆汚れ等を浮かせて古い冷却水と共に車外へ圧送していきます。
排出を終えたら新しい冷却水を規定量注入して交換が完了。
冷却水の交換時期は使用する冷却水の種類によって変わる為、一概に言えないのですが基本的に年に一度行う事で
オーバーヒートや水廻りのトラブルの発生率を大幅に抑える事が出来ます。
単に排出→交換では無く、当社で管理している車輌では新旧問わずに、水廻りのトラブルが少ない傾向なので、
交換前のフラッシングや防錆効果は非常に高いと思います。
車検に備えてエンジンルームに付着した埃やオイル汚れ等を綺麗にスチーム洗浄。車検を取得し、オーナーへ定期点検記録簿、ステッカー、車検証をお渡しして納車完了。
またのご来店をお待ちしております。

2018年02月14日