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RESTORE REPORT

75y 2002 4MT RestorationFile No.9

今回は75y 2002 4MT RestorationFile 第9回の更新です。
現在進行中のプロジェクトでは最も完成に近い状態で、前回の更新ではエンジンを搭載する所まででしたが、
今回はフロントの足廻りからヒーター等の内装作業の進行などを紹介していきましょう。
ここまでくれば大きなプラモデルを組み上げていく感覚で取り付けをドンドン進めていきます。
まずはロアアーム等、フロントの足廻りパーツ。
各アーム類はブラスト後にパウダーコート、当然ボールジョイントやブッシュ等の消耗品は新品へ交換。ワッシャ等の細かいパーツも再生を行い、細かいパーツは無くさない様に小袋に入れて管理しておきました。センターロッド・タイロッドエンド。
ボールジョイントは新品へ交換。オリジナルのヒーター本体。
分解して各パーツ毎にリペアを行って再生していきます。フロントブレーキ廻り。
ホイールハブベアリング、ブレーキローター等を新品へ交換。
ブレーキキャリパーはブラスト処理後にシルバーのパウダーコート仕上げ。
キャリパーシールも交換しオーバーホール済み。フロントアクスルキャリア・ステアリングのロッド類を装着。再塗装を施したオリジナルの燃料タンクをボディへ装着。
当然、タンク内部の防錆処理を完全に行い錆の混じったガソリンがキャブレターに流れ込むような事はありません。フロントセクション足廻りの装着が完了。
再生されたワイパーリンゲージ。
ワイパーモーターもオーバーホール済みです。ヒーターはボックスを分解し、ヒーターコアやレジスターは交換、
フラップの動きなど正常に動くよう再生していきます。
ヒーターが完成。
再生前と比べると随分見た目の印象も変わりますね。
ブロアモーターやヒーターバルブ、ヒーターワイヤーなどは新品に交換しています。ヒーターレバーブラケット。
ブラスト処理で綺麗に錆を落とし、クロメートメッキで再生し、錆の発生を防止します。シガーソケット各パーツ。
新品のパーツが手に入れば本体を交換するのですが、全てオリジナルパーツを分解して再生しています。
組み込んでしまえば見えませんし、昔と違い煙草を車内で吸われる方も少ないので
使われる方は少ないと思いますが、こういった箇所に関しても妥協せずに仕上げる事が
本当の再生だと思いながらやっています。
各パーツを組んでシガーソケットが完成。メーターパネル。
各メーターはオリジナルを使用。そのまま使用するのではなく、
計器リペア専門の方にお願いして正常に動くように再生されています。
メーターの枠は本来ウッド調となっていますが、こういった箇所は新オーナーの好みで
ブラック単色や結晶塗装仕上げなどで仕上げていきます。前回、ルーフライニングを張った内装は、ボディに合わせた同系色のフロアカーペットや
リアシートが取付され最終仕上げの段階に入っていますね。ここまでくると完成は目の前に迫っています。
次回の更新はおそらく最終回。
完成した姿をご紹介出来ると思いますので、今しばらくお待ち下さい。
今までの レストアの流れはコチラからアクセス出来ますのでご興味ある方はご覧下さい。

2017年10月01日