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2013年10月18日

【ストック車輌紹介】87y E30 M3 ダイヤモンドブラック 42,000Km ディーラー車 無事故【レストアFile.No5】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

今回は前回の

【ストック車輌紹介】87y E30 M3 ダイヤモンドブラック 42,000Km ディーラー車 無事故【レストアFile.No4】

からの続きになります。

納車整備や修理入庫の合間を見て作業を続けておりますが

今回はエンジンルーム内の塗装を中心にご紹介していきたいと思います。 

前回は足廻り等のパーツの塗装を中心にご紹介しましたが

今回はエンジンルーム内を中心に作業を進めます。 

このまま何もせずにエンジンを載せてしまっても機能上は問題ありませんが

当社が目指す、レストアされこれから10年以上綺麗な状態で乗り続けるというコンセプト

とはかけ離れてしまいますので、機関だけで無く見た目もしっかりと仕上げていきます。 

もちろん見た目だけが目的では無く、錆が出ている箇所の処理等をしっかり行った上で

防錆処理をしっかりと施し、錆によるボディのダメージを蓄積させない為の仕上げでもあります。

エンジンのみを降ろしただけではエンジンルーム内の塗装は出来ないので

今回のように、エンジン以外の補機類を外し塗装作業を進めます。

塗装前にエンジン内に長年堆積している汚れ等はしっかりと清掃しておきます。 

M3は何箇所か水が溜まりやすく腐食が進みやすい箇所がありますので

しっかりと防錆処理を施し、クリア層も厚く仕上げていきます。 

塗装は終了。 

マスキングを剥がし室内に移動、補機類を付ける準備を進めます。

 

ABSユニット廻りを取り付け。

ブレーキラインは新品に交換。 

腐食したマスターシリンダーはしっかりとマスキングし 

サンドブラスターを使用し、仕上げていきます。 

ブラストで使用するサンドはガラスビーズを使用し、しっとりとした艶が出るように仕上げていきます。 

今回のように、レストア時にしか出来ないエンジンルーム内の配線のリペアを進めます。 

経年劣化で配線を保護しているテープの粘着力が無くなり、剥がれてしまっている箇所は

全て綺麗に取り除き、ハーネスを結束するのに最適な布製のアセテートテープで保護していきますが

配線の被覆が硬化してしまっている箇所は新たに配線を作り直し配線をまとめていきます。

古く硬化した被覆をそのままにしておくと、被覆がポロポロと剥がれ落ち

配線が剥き出しになり、原因不明のヒューズ飛び等の不具合や

最悪の場合、車輛火災をも引き起こす原因となる事もありますので、しっかりと配線を作り直していきます。 

各部の配線やエアコンのパイプ等を取り付けていきます。 

パワステタンク、キャニスター、ブレーキシステムが取り付けられました。 

もちろんエンジンルーム内のインシュレーターは全て新品に交換しております。

エンジンを載せる準備は完了です。

次は下廻りから足廻りを中心に組み上げていきます。

完成まではもう少々かかりそうですが順調に作業は進んでいます。 

ご興味ある方はいつでも見学可能です。

作業リクエストがあれば、現段階であればフレキシブルに対応できますので

私達と一緒に構想し、仕上げたM3を乗ってみたいという方もお気軽にご相談下さい。

投稿者:autofine at 13:43 | ストック車輌紹介

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