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MAINTENANCE REPORT

E39 525i4輪アライメント測定調整 E46 330i足廻りブッシュ交換

3964e5c6b0528c56今回入庫した車輌のご紹介。
オーナーがこのE39を乗り始めて気になった事。
①内装シート等の汚れ。
②高速道路を使用する事が多く、直線走行時ステアリングが真っ直ぐに安定しない。
点検した結果、オイル漏れ等は無く綺麗な下廻りでした。
経年や距離によるオイル類の汚れは目立ちましたが今回はお預かり出来る
期間が限られていた為、4輪アライメントの測定と調整、ルームクリーニングを致しました。
まずはアライメントから。
まず、フロントは左右トーアウト気味だったので、トーイン気味にし基準値内に合わせます。
その際、フロントキャンバー角も若干変化するのでその数値も確認。
フロントは左がネガティブキャンバー。右がポジティブキャンバーの状態。
フロントキャンバー角の調整は基本的に不可。
リアは左トー±0.右トーはトーアウト気味。こちらもメーカー基準値に取り合えず合わせ
キャンバー角の調整。マルチリンクなのでリアは調整可能。
リア右が若干ポジティブ気味だったので左右共に同じ数値でネガティブに合わせ
取り合えずここで全ての計測器を外し、テストラン。
アライメントを調整すると言う事は非常に重要な作業ですが
車の挙動はブッシュやタイヤの状態、ボディコンディションの良否によって変わります。
調整したのに真っ直ぐ走らないなんて事も良く聞きます。
数字合わせゲームをしている訳では無いので、基準値に合わせ思った通りの走りが再現できなければ
各部を微調整し、数値の確認、テストランと繰り返し行い、その車にベストな状態を探し出すわけです。
わざと基準値を大きく外した方が面白く走れる場合も御座いますので
その辺りのご相談は柔軟に対応させて頂いております。
もちろんその場合のデメリットもお伝えした上ですが。OLYMPUS DIGITAL CAMERAこんなに汚かったシミも無事取れ、先程納車しましたがオーナーも喜んでくれました。7094e5c6b0d707c0こちらはE46セダン。
後期型で距離は28,000Km。
オルタネーターの故障により自走不可の状態になったので
引き取りにお伺いし修理。
修理後は、発電とバッテリーへの充電をチェックする為にテストラン。
ここでビックリ。
この車輌は初めての修理依頼だった為と、キャリアカーでの引き取りだった為
運転するのは初めて。
何がビックリだったかと言うと、右に左に車体が持っていかれそれを修正するのに
大きくステアリングの操作が必要な程。危険といっても大げさでは無い程。
オーナー自身も気になっていたようで、当社からの提案で各ブッシュの交換と現在
付いている足廻りのリセッティングを実施。1914e5c6b11d6dbe 1114e5c6b159876c良いパーツが付いているんですが。8044e5c6b19084b5 1384e5c6b1c846e6これでは駄目です。

2007年10月12日