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MAINTENANCE REPORT

第22回 最近のM3事情Vol.1

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M3という車を専門に扱って既に10余年の月日が流れ、最近では昔に比べ若いお客様もいらっしゃいますので
『外車=壊れる』のイメージが少なくなってきたのかなぁと思っています。
実際決まったルールを守っていれば昔のイタリア車のような理不尽な故障の仕方はしないので、
間口が広がって来たなぁと思う反面
E46M3は別としてE30,E36M3に関しては10年選手の域に突入してきており
車輌によってはメンテナンスではなくレストアに近い形の整備も多くなってきました。
最近良く、他店で購入され納車直後、当社に持ってこられる
お客様の車輌を見る機会が多いです。そういった場合必ず私達がオーナー様に確認する事は
『納車前整備の内容』です。ですが内容を確認するとオーナー様自身『?』というケースが非常に多いです。
金額がこなれてきたとはいえ、新車価格は¥7,000,000以上する車。
もったいないなぁと思ってしまうのはただの庶民的発想なのか。
大概オーナー様が『?』の場合、大概ルール違反をしている車輌が多く、
オイル類は漏れ漏れドロドロ、ゴム関係のパーツはボロボロで機能を果たしていない。なんてことも少なくありません。
契約時にリフトアップをしてもらい下回りの確認、 整備箇所の確認等はとらないものなのでしょうか?
安く買い、安く買った分メンテナンスに費用を回すとお考えの方もいらっしゃると思います。
ですがメンテナンスをして直るものであればいいのですが、直す事の出来ない車輌も中にはあるのも事実です。
【今までどのようなメンテナンスを施されて乗られてきたのか。】
【どのような使われ方をしてきたのか。】
【事故の有無。】
【外装はどこを修理しているのか。】
最低、上の4点くらいは購入時必ず把握しておきたいものです。
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とにかく最近M3(特にE36)が在庫になることが少なく
『程度の良いM3』の絶対数は減少傾向にあります。
入ったと思えば、2週間も持たずに新しいオーナー様の元へ納車されて行きます。
お店としてはうれしいことですが、個人的には待って頂いているお客様もいらっしゃいますのでもどかしくも感じます。
1ヶ月に20台程、コンスタントに査定しておりますが
その中で1~2台が在庫車としてショウルームに並べば良い方です。
『何故、M3専門店なのにそれだけ査定しているのにそれしかショウルームに並ばないの?』
と聞かれることがあるのですが、それだけ『程度の良いM3』が存在しなくなってきているのです。 
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『納車前の整備』と『程度の良いM3』とは何なのか。
オイルを交換するだけの整備が納車前整備なのか。
それが違う事は誰にでも分かる事です。
ですが、その誰にでも分かる事が実践されていない事も多いですし、
オーナー様自身がそこまで深く考えていないケースもあります。
くどいようですがM3は早く走る為に作られた車であり、
しっかりと手を入れてあげれば手を入れてあげただけの
レスポンスの良い反応は返ってきます。裏を返せば何もしていない車は
馬でいうところの駄馬になります。
的確な専門店ならではの経験や知識に基づいた整備が施されたM3は走行距離が
10万kを超えてても しっかりとした反応を見せてくれますし、
エンジンに関してもM社本来の リニアな吹け上がりを体感させてくれます。
乗っていてストレスや不安を感じる事無く、ステアリングを握っていられます。
ただ、一般のユーザー様は車の良し悪しの比較検討が出来づらいのは
私共も分かっております。ですから私達の存在意義があるのですし
M3専門店として全てにおいて慎重になってしまいます。
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車種構成のせいか遠方からのお客様も多く見られます。
なかには『信用しているから。』とありがたいお言葉を頂き
車を見ずにご契約を申し出ていただけるお客様もいますが、必ずその車を見に来ていただくようにしております。
やはり、車輌の状態等を確認して頂きたいですし
なによりその車を本当に気に入っていただけるか知りたいからです。
納車整備を見学されたい方もスケジュールを合わせ見に来ていただいておりますし、
お仕事が忙しい方も整備箇所は全て写真でお見せできるようにしております。 
次回は『M3専門店オートファインのM3』と『納車前整備』について。

2007年07月10日