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RESTORE REPORT

【E10 Restoration Second Edition】1971y 2002tii レストアFileNo.9【Round Tail】

DSC06392_R1971y 2002tii レストアの記事も今回で9回目の更新となりました。
今回は前回の更新で完成させたリアアクスルキャリアを本体へ装着して作業を進めていきます。
DSC06397_Rリアのブレーキシステムは新品へ交換しております。
2002tiiのリアブレーキはドラムブレーキが採用されております。
現在の車輌ではディスクブレーキが当たり前の様に装着されておりますが実は軽自動車やトラックは
生産コストの安さ等から今でもドラムブレーキが採用されている車輌が多く存在します。
ディスクブレーキと比べるとドラムブレーキはカバーで覆われているので放熱性の悪さや見た目のデザイン性、
メンテナンスがし難い等で劣っている印象に思われがちですがフロントブレーキに比べて制動に負担の少ないリアブレーキは
通常の走行でしたらドラムブレーキでも十分な制動力を得る事が出来るのでドラムブレーキでも特に問題はありません。DSC06399_Rリアスタビライザーのブッシュ類やネジ一本一本も新しいパーツを使用して装着していきます。DSC06401_Rリアアクスルキャリアはデフマウントブッシュを交換して取り付けております。
ブッシュ類を交換したリアスタビライザーも装着しました。DSC06416_Rドライブシャフトも新しいパーツを使用して取り付けており新車の様な仕上がりになりました。DSC06421_Rドラムブレーキのカバーは錆防止の為、綺麗に塗装をして仕上げております。DSC06624_Rフロントブレーキキャリパーは丁寧にオーバーホールを行います。DSC06626_Rキャリパーのピストンやダストブーツ・シール類等全て取り外しゴム系のパーツは全て新しい物へ交換致します。DSC06628_R外したピストンに傷が付いていないか入念に確認致します。
その際にピストンに傷が付いていたり腐食が進んでいた場合はパーツの交換が必要になります。
ピストンの汚れを落として不具合が無ければ綺麗に磨いてからキャリパーへ戻します。DSC06635_Rフロントのハブベアリングを交換致します。
それぞれ新しいパーツを組み込んで仕上げます。DSC06638_Rグリスを塗ってパーツを組み込んだ後に新たにグリスを充填します。
この後もまだまだ作業は有るのですが、残念ながら今回の更新はここまでになります。
ここまでの作業はリアだけですが足廻りのパーツが装着されると更に全体の印象が変わってきますね。
次回からはフロントの足廻りの組み上げの作業に入ります。
これまでの2002tiiレストアの作業はコチラから御覧頂けます。
次回の2002tiiのレストアの更新を楽しみにお待ち下さいませ。

2016年05月02日