【E10 Restoration Second Edition】1971y 2002tii レストアFileNo.11【Round Tail】
今回は進行中の2002tiiのレストア作業の記事になるのですが
11回目の更新となる今回は組み上がったエンジンの紹介になります。
今回はオーナーの意向でGetrag232マニュアルミッションからZF3HP-12オートマチックミッションへ変更します。
エンジン本体は、ピストンは使用出来る状態だったのでピストンリング・バルブ交換、内燃各部加工という具合で
作業を進めました。前オーナーがDELLORTOツインキャブへ換装していましたが
オートマチックミッション使用の為、ノーマルのシングルキャブ・ソレックス40PDSITへ換装しております。
今回はクーラー付きとして仕上げていきます。オルタネーター本体は容量の大きいタイプに変更しています。キャブレターは前期型の1バレルのソレックス40PDSITをオーバーホールし装着。
カムカバーはブラックの結晶塗装で仕上げています。
ディストリビューターも分解し、オーバーホール済み。アルミ系のパーツはガラスビースでブラスト処理し、アルミ独特の梨地目で目を楽しませてもらいましょう。出来るだけオリジナルのパーツを使用し、ネジ1本1本までこだわってメッキ処理を施して再生しています。オイルフィラーキャップもユニクロメッキ加工を施しています。
新品でデリバリーされていればコストも抑えられるのですが、どうしても再生パーツが多くなるほどにコストが高くなりますね・・・今回搭載するZF社製の3HP12オートマチックのミッション。
こちらも当然、オーバーホール済み。
AT内部のオーバーホールはZFのオーバーホールを得意とされているデルオートさんに依頼致しました。
分解時に再メッキパーツを預かり再生。
装着すると見えなくなってしまうパーツもメッキ処理をして見た目の美しさだけでは無く防錆効果も高めています。エンジン本体とミッション本体を装着。エンジンとミッションを装着後、ボディとドッキングしていきます。
次回には、エンジンルームに収まった姿を紹介出来るかと思います。
エンジン搭載後は各部の調整や外装パーツを取り付けて、一気に仕上げに突き進みたいところですが・・・
これまでのレストアの記事はコチラからリンクしていますので御興味がございましたら御覧下さいませ。
2016年07月29日