MENU

RESTORE REPORT

【E10 Restoration Second Edition】1971y 2002tii レストアFileNo.13【Round Tail】

DSC08262_R本日は着々と作業が進んでいる1971y 2002tii のレストアの記事です。
エンジン紹介と言いながら、搭載直後の写真を取り忘れていたので
完成の時にでも・・・
ほぼ、今回で大きな作業は完了でしょうか。あとは各部の調整などを残すのみなので、次回にはラストファイルとなるでしょう。
13回目となる今回の記事は内装パーツ(シート)の組立の作業を紹介。
画像は新旧のシートのステーになります。
再生されたパーツはブラスト処理後に結晶塗装され、金属パーツは再メッキ加工を施して
組み合わせしたので、良い仕上がりになったのではないでしょうか。DSC08263_R装着すると見えなくなってしまう金属パーツにもこだわって再メッキ処理を施しました。DSC08264_R新しく張り替えたシートへステーを装着します。DSC08266_Rシートへ装着すると結晶塗装されたパーツがシートの色に馴染んで落ち着いた雰囲気を印象付けます。DSC08271_Rシートレールも再メッキ加工を施した事で見た目の印象だけでなく錆防止にも効果を発揮します。DSC08272_R新旧のシートです。
ブルーのボディカラーと合わせた事で更にまとまった印象の内装になったと思います。DSC08274_R座面と背もたれを装着し安全に可動するか確認。DSC08277_R新旧のシートレール。
内装とはいえ装着されていたレールには湿気などの影響で錆が出ています。
日本の気候は湿気が多く室内であっても錆対策は必要になりますのでメッキ加工を施したシートレールは
錆に対して絶大な効果を発揮してくれると思います。DSC08278_R画像の様に旧車のシート内部にはヤシガラが使用されておりますが、40年以上経過している事もあり
ボロボロですね。当然全て交換しての張替えです。DSC08279_Rヘッドレストを装着すればシートは完成です。
前回レストアした2002tiiと内装を比較すると全く印象の異なった2002tiiになると思います。
完成した全体の内装を見るのが今から楽しみですね。DSC08240次は外装。
実は着々と作業が進んでおり画像の様に外装パーツは既に組み上がった状態になっています。
ここまで作業が進むと直ぐにでも走り出せそうな雰囲気になりますね。DSC08236DSC08237BMWの象徴とも言えるアルミ製のキドニーグリルは分解してブラックアルマイトとホワイトアルマイト仕上げ。
加工には気を使い細部まで丁寧に再生しました。DSC08238アルミをプレスし成形されたグリルの処理も悩みましたが期待以上の仕上がりになったと思います。
もう少し外装についてお話ししたい所ですが、残念ながら今回はここまでになります。
次回は完成した姿をお披露目出来るでしょう。

レストアは元々の車輌の状態からの変化だけでなく、新オーナーの意向で様々な印象に変わるので
出来上がるまでイメージは出来ていても実際に目の当たりにする印象は
格段にご満足いただける仕上がりになってる事が多いですね。
この車輌が完成後にどの様な走りを見せてくれるのか非常に楽しみです。
次回はラストファイルです。気長にお待ち下さい・・・

今までのレストアの流れがコチラから御覧頂けます。

2016年10月04日