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MAINTENANCE REPORT

【E28 528e】24ヶ月法定点検&車検エアコン修理・タイミングベルト交換【150,000Km】

DSC08440_R本日はE28 528eが24ヶ月法定点検&車検整備の為入庫しました。走行距離はメーター指針は5,000Kmですが
メーター交換をしているので150,000kmになります。
今回初めて御来店頂いた車輌ですので車輛の状態を確認しつつ基本的な点検をメインに作業を進めます。DSC08441_Rエンジンルーム内に貼ってあるタイミングベルトの交換作業のステッカーを確認すると97年10月の記載が…
オーナーによるとその後のタイミングベルトの交換履歴は不明との事でどちらにしても交換が必要ですね。DSC08446_Rベルトを確認すると目視しただけで交換が必要と判る様な状態になっていました。DSC08448_R拡大して見るとあちこちに亀裂が入っており、完全にNGの状態です。
これではいつ断裂するかコマ飛びしてしまうか分かりません。
一般的にBMWのタイミングベルトの交換は4~5年・4~5万Kmと言われますが
様々な使用状況により状態は変化しますので単なる目安でしかありません。
使用状況を良く見て、適切な時期に交換していきましょう。
DSC08450_Rタイミングベルトと同時にウォーターポンプも交換。
基本的にタイミングベルトを交換する際にはウォーターポンプも同時に交換というのがセオリーですね。
仮に使用可能という事でウォーターポンプを交換せずにタイミングベルトのみを交換してもいずれはウォーターポンプも交換が
必要になりますし、それぞれ別に交換作業を行う事でその度に修理に掛かる時間や作業工賃が発生してしまう為、
同時交換する方が時間やメンテナンスコストの節約にも繋がります。DSC08453_R新旧のタイミングベルト・ウォーターポンプ・タイミングベルトテンショナー。
DSC08454_R新しいウォーターポンプ、タイミングベルトを装着。DSC08455_Rベルトは耐熱性・耐久性の高いゴム製なのですが経年劣化で油分が抜けて硬化する事で亀裂が入ります。
エンジンをかけなくても劣化は進むパーツなので、ベルト使用車は定期的なチェックと早期の交換をおすすめしております。
DSC08456_Rカバーを装着してタイミングベルトの交換は完了。DSC08457_Rオーナーからのリクエストでエアコン修理。
コンプレッサーはマグネットクラッチも焼き付き、コンプレッサーからガス漏れもしている為、完全にダメな状態。
DSC08459_R新旧のエアコンコンプレッサー。
当時のエアコンシステムはR12を使用しておりましたが、現在では使用出来ませんので
R134aシステムにレトロフィットを行います。DSC08460_R同時にドライコンテナも交換。DSC08463_R次に室内エアコンユニットを取り外します。DSC08461_Rエアコンユニットからエバポレーターを取り外し。DSC08467_Rエバポレーターからエキスパンションバルブを取り外して交換。DSC08468_R新旧のエキスパンションバルブ。
低温低圧の霧状冷媒にする役割上、長年使用していると目詰まりなどを起こし冷却がうまく行われなくなります。
DSC08472_Rエバポレーターを元に戻しエアコンユニットを装着。DSC08502_Rサーモスタットを交換。DSC08504_R取り外したサーモスタット。
冷却水の温度管理をしているパーツなのでエアコンシステムと同時に交換。DSC08506_R新旧のサーモスタット。
当然ガスケットも新品に交換。DSC08509_Rパーツの交換作業が完了したら最後に冷却水の交換。
専用の機械を使用してフラッシング剤を注入し圧送させ冷却ラインに堆積した
水垢や錆等を古い冷却水と共に車外へ排出させた後に新しい冷却水を注入して交換作業は完了になります。DSC08511_Rエアコンシステムの真空引き。
真空引き後、しばらくそのままにしゲージに動きが無い事を確認してからガスを注入していきます。
もしもゲージに動きが出てしまった場合はガス漏れが考えられますので漏れを特定して修理をしなければなりません。
今回は特に漏れも無くガスの充填作業が完了しました。最後にサーモメーターを使用してエアコンの効きを確認します。P1150865_R車検に備えエンジンルームを綺麗にスチーム洗浄。
P1150907_R次回の交換の目安としてタイミングベルト交換のステッカーを新しく張替えておきました。
その後、テストランを行い問題が出なければ陸運支局へ持ち込み車検を取得します。
オーナーへ新しい車検証、24ヶ月定期点検記録簿、車検ステッカー、定期点検ステッカーをお渡しして納車になりました。

今回はタイミングベルトとエアコンの修理を行いました。
点検整備記録が不明の車輌はパーツの交換時期が不明な事が多く突然不具合を起こしてしまう場合があります。
目視で確認する事は可能ですが今までどの様な整備がされてきたのかが判る場合とそうではない場合では対応が異なりますので
特に古い車輌をお乗りの方は、ある程度は状態を把握しておく事が大切です。
人間でも診察の診療録(カルテ)が必要な様に車にも点検整備記録簿は大切な書類になります。
どの様な点検・修理等がされているのか目を通しておくだけでも車輌の状態を把握出来ますので法定点検整備の際には
確認しておいた方が良いでしょう。

2016年07月31日