87y E30 M3 5MT Restoration File No.2
 随分と間が空いてしまいましたが、87y E30 M3 5MT レストアプロジェクトNo.2の更新です。
随分と間が空いてしまいましたが、87y E30 M3 5MT レストアプロジェクトNo.2の更新です。
 前回は現状の状態とレストアプランのご紹介でしたが、
 実際にはかなり作業は進んでいるのですが、
 今回はエンジンの分解作業と装着するパーツ、ブラスト作業やメッキ再生作業のスタートを
 順を追ってレポートしていきましょう。 スロットルボディを外し、スロットルボディを分解し、メッキ再生とガラスビーズによる
スロットルボディを外し、スロットルボディを分解し、メッキ再生とガラスビーズによる
 ボディ本体の清掃をしていきます。
  パワステポンプも同様に、一度全て分解しオーバーホールします。
パワステポンプも同様に、一度全て分解しオーバーホールします。
  スターターモーターはオーバーホールします。
スターターモーターはオーバーホールします。 In/Exマニを取り外し、すっきりと。
In/Exマニを取り外し、すっきりと。
 ここから各セクションごとに分解していきます。
  カムカバーを外し、カムを外していきます。
カムカバーを外し、カムを外していきます。
 全ての分解が終わった時点で、各パーツの計測を行いますが
 実際に装着されている段階でも、金属同士の接触面などに異常な摩耗などが無いかも確認しながら
 取り外していきます。
  一番上死点に合わせて分解スタート。
一番上死点に合わせて分解スタート。
  カムケースを外し、各シムは後々調整が必要になりますが、綺麗に整頓しておきます。
カムケースを外し、各シムは後々調整が必要になりますが、綺麗に整頓しておきます。 シリンダーヘッドを取り外し、ブロックとピストンご開帳です。
シリンダーヘッドを取り外し、ブロックとピストンご開帳です。
  オイルパンを外し・・・
オイルパンを外し・・・ オイルポンプも取り外して、ピストンを抜いていきましょう。
オイルポンプも取り外して、ピストンを抜いていきましょう。 シリンダーヘッドの燃焼室部分。
シリンダーヘッドの燃焼室部分。
 綺麗に洗浄後に分解して各部の計測を行って使用する予定ですが、
 カーボンスラッジの噛み込みやバルブフェースの凹凸の発生具合も気になります。 排気・吸気共にバルブを外していきます。
排気・吸気共にバルブを外していきます。 このあたりは手慣れたものです。さくさくと作業を進めていきます。
このあたりは手慣れたものです。さくさくと作業を進めていきます。
 バルブスプリングコンプレッサーを使用してバルブを外していきます。
 全て分解し終わって、古いオイル汚れの洗浄作業が終わり次第、各部計測に進み、
 新品に変えるパーツ、再使用するパーツ、加工箇所などの選定をしていきます。
  こちらはオーナーからリクエストのあった最終DTMミラー。
こちらはオーナーからリクエストのあった最終DTMミラー。
 E36M3のベースとなった2本足タイプのDTMミラーである事をご存知の方も多いのではないでしょうか。
 ドアミラーベースには室内に外気が取り込めるように穴が開けられるようになっています。
 流石に今回は穴は空けません・・・
  フロントストラットケースをサンドブラスト。
フロントストラットケースをサンドブラスト。
 こちらはブラスト後にACS S3と同様の倒立一体型ストラットとして製作してもらいます。
  本体から取り外したパーツはクラックなどが無いか状態を確認して、
本体から取り外したパーツはクラックなどが無いか状態を確認して、
 紛失しない様に加工方法ごとにビニール袋やケースへ入れ選定していきます。
  メッキ処理はパーツによりユニクロメッキやクロメートメッキ、一部のアルミパーツはアルマイト処理等を行う為、
メッキ処理はパーツによりユニクロメッキやクロメートメッキ、一部のアルミパーツはアルマイト処理等を行う為、
 加工が異なるパーツは加工方法を記載しておきます。 ボディはカーベキューに載せて、ボディブラストの準備です。
ボディはカーベキューに載せて、ボディブラストの準備です。
  ここからブラストをし、板金箇所などを確認しながらボディを仕上げていきます。
ここからブラストをし、板金箇所などを確認しながらボディを仕上げていきます。
 まだまだ、完成まで道のりは長いのですが妥協する事無く、
 今まで製作したM3の経験を生かしDTM仕様M3を目指して作業を進めます。
 不定期更新ですが、順調に作業は進行中ですので次回の更新も楽しみにお待ち下さい。
2018年03月18日