【2002Turbo】シリンダーヘッドオーバーホール・足廻りブッシュ交換etc,,,【E10】
11月になりました。毎年の事ですが時間の流れが早いです。
今年は7月から10月までかなり忙しくさせてもらい色々な車を触らせてもらいました。
10月末になんとなく、落ち着いてきたかな・・・と感じましたが、10月に整備入庫されている車が
まだ5台ほど残っているので、こちらは今月早目に仕上げていきたいと思いつつ、
11月には戻って来るであろうアルピナロードスターの全塗装の仕上げや、11月の入庫車輛のスケジューリング
レストア業務も並行してと、挙げていくとやること一杯ですね。
これから寒くなっていきますが全開で楽しく頑張っていきましょう。
今回のメンテナンスレポートは2002 Turboがシリンダーヘッドオーバーホール・足廻りブッシュ交換等…の
メンテナンスで入庫したのでご紹介していきましょう。
エンジンオイル交換で入庫された時に、エンジンオイル漏れなどが見られたので
検査入庫となり、エンジンを含め、総合的に検査を進めた結果・・・
1番のプラグホールのネジ山が駄目になっている事や、足廻りブッシュ、ショックアブソーバーの消耗など
内容的には結構ボリュームが出そうですね。それでは早速お伝えしていきましょう。
エンジンルーム全体を点検し、シリンダーヘッドを降ろす為にインテークパイプ等を取り外していきます。
シリンダーヘッドへアクセスする為、スロットルバタフライサポート、エアコレクター、
関連するホース類等を取り外します。インマニも相当汚れているので、のちほど洗浄していきます。
カムカバーを取り外して内部の状態を確認。
ターボのオイルホースにオイル漏れを発見。
交換しましょう。
シリンダーヘッドを取り外し、カーボンの付着具合、
シリンダー内部のクロスハッチに不自然な傷やダメージ等が無いか、各部ピストンの状態を確認します。
シリンダーヘッドの歪みの計測を行う前に付着している汚れやオイル等を除去し、
オイルストーンで計測面を軽く整え古いガスケットなども除去しておきます。
燃焼室や吸排気バルブに固着したカーボンは、パーツ毎に取り外した後に研磨して取り除きます。
ストレートエッジとシックネスゲージを使用して6箇所の平面度の測定を行います。
シリンダーヘッドの歪みは主にオーバーヒートによる影響が大きいのですが、
経年でヘッドガスケットが劣化してしまうとガスケット抜けを起こし、
症状が悪化すると正常な圧縮が出来なくなって走行不能になってしまいます。
初期症状としてエンジンの燃焼圧力が抜けてしまう為、大きくパワーダウンしてしまい、
エンジンの燃焼圧力が冷却ラインを経由してエキスパンションタンクやリザーブタンクに気泡となって排出され、
エンジンオイルが混ざる事で冷却水が茶色っぽく混濁してきます。
更にウォータージャケットから冷却水がエンジン内部に漏れ出す事でエンジンで燃焼され、
水蒸気となってマフラーから白煙を上げる事で冷却水も徐々に減っていき、
漏れ方が酷くなるとウォーターハンマー現象でエンジンブローを引き起こします。
エンジンオイルも冷却水が混ざる事でオイルが白濁してくる為、
これらの症状がひとつでも該当していたら早急に掛かりつけの主治医に相談して下さい。
シリンダーブロック側も歪みの計測を行うので汚れやガスケット跡等を取り除き
オイルストーンで計測面を整えておきます。
シリンダーヘッドに固着したカーボンは、かなり硬質なので時間を掛けて丁寧に取り除きます。
シリンダーヘッドと同様にストレートエッジとシックネスゲージを使用して6箇所の平面度の測定を行います。
吸排気のロッカーシャフト、ロッカーアーム等を取り外しカムシャフト等に不具合は無いか確認。
問題のプラグホールのネジ山が崩れです。
実際にプラグ装着時にプラグレンチで回させてらいましたが、全く締まらずに永遠とレンチが回り続けるほどでした。
この状態ではプラグがしっかりと固定されず、圧力が掛かるとプラグが抜け飛んでしまう事があるので要注意。
しっかりとプラグが装着されていないと圧力が低下する為、
パワーダウンするだけでなく始動すら困難になってしまうケースもあります。
スパークプラグを装着する際に斜めに入った状態で無理に締め付けたり、
規定以上のトルクで締め付けてしまうとネジ山が損傷してしまう為、
スパークプラグの点検や交換は気軽に行われがちですが、割りと注意が必要な作業のひとつです。
今回のケースではネジ山損傷箇所は一箇所でしたが、
今後の事も考え、4気筒共にプラグホールのヘリサート加工を行って修復を行います。
ステムとガイドの隙間計測なども行っていった結果、
ガイドの消耗が見られたので、バルブガイドも製作し打ち替えしていきます。
内燃機加工前にシリンダーヘッドやエアコレクター等のパーツを
洗浄液に浸してスラッジや固着したカーボンの汚れを落とします。
シリンダーブロックも養生をしてから洗浄剤を塗布し、ピストンヘッドに固着したカーボンの除去を行います。
カーボンの除去が完了。
エンジンは精度が高く作られている為、固着した数ミクロンのカーボンを除去するだけでも
思っている以上にフィーリングの違いを体感出来ます。
スチーム洗浄を行って汚れと共に洗浄液を洗い流します。
古いガイドは全て打ち替えします。
という事で、シリンダーヘッドの内燃加工完了
工期三週間程度でしょうか。ちょっと時間かかりましたね。
崩れてしまっていたプラグホールのネジ山もヘリサート加工により修理が完了。
バルブの摺り合わせと当たりの確認を行います。
バルブラッパーとタコ棒を使用してバルブの摺り合わせ。
摺り合わせを行う事でバルブフェースとバルブシートの気密性を高め圧縮圧力の低下を防止します。
新しいバルブステムシールを装着。
バルブステムシールが劣化して燃料室へエンジンオイルが侵入してしまうと、
燃焼室でガソリンとエンジンオイルが一緒に燃える事でマフラーから白煙が出るオイル下がりを発生させるので、
消耗品として交換が必要です。
バルブスプリングコンプレッサーでバルブスプリングを装着。
カムシャフト、ロッカーアーム等を装着。
新旧のシリンダーヘッドの冷却水接続ピース。
ウォーターホースが接続される箇所なのですが、錆が発生して酷く腐食していました。
新しい接続ピースを装着。
装着に使用するガスケットは全て新品へ交換。
綺麗に洗浄したエキゾーストマニホールドを装着。
エキゾーストマニホールドの装着には固着を防止する耐熱ナットを使用。
装着面を綺麗に整えたシンダーブロックへシリンダーヘッドを乗せていきます。
新品のシリンダーヘッドガスケットを装着。
慎重にシリンダーヘッドを装着。
新旧のシリンダーヘッドボルト。
締付けた際にボルトが伸びる事で高い軸力を得ている為、一度使用したボルトの再使用は出来ません。
シリンダーヘッドボルトは塑性域締め付けで装着を行うのですが、装着の際の回数や順序・トルク等は
メーカーで指定されているので手順を間違えない様にマニュアルを確認しながら慎重に作業を行います。
エアコレクターを装着し、インテークパイプ、スロットルバタフライサポートのガスケットを装着。
インテークサポート内に堆積していたカーボンは綺麗に洗浄済み。
洗浄してエアコレクター内部も綺麗な状態です。
タペット調整を行ってバルブクリアランスを適正な状態に調整します。
新旧のターボオイルホース。
経年劣化によりオイルホースが痩せてしまうとカシメ部からオイルが漏れたり噴き出したりする事がある為、
定期的に点検を行って状態により交換が必要です。
装着時に使用するシーリングワッシャーは再使用不可なので必ず新しいワッシャーを使用して下さい。
ターボオイルホースの装着が完了。
新旧のスパークプラグ。
スパークプラグはガソリンと空気の混合気を燃焼室内で着火させて爆発させる役割を担っているのですが、
電極が汚れたり消耗してしまうと適正な火花が飛ばなくなる事でアイドリングが安定しなかったり、
パワーダウンや燃費の低下、始動困難等の症状を引き起こします。
消耗パーツなので定期的に点検や交換が必要なのですが、装着ミスがあると今回の様にネジ山が崩れたり
ネジ切ってしまう事がある為、慎重な作業が必要です。
カムカバーガスケット、カムカバーを装着。
新旧のオイルエレメント。
規定量のエンジンオイルを注入してエンジンオイル交換が完了。
これでエンジン部分の修理は完了です。
高速走行からのブレーキング時にステアリングが取られるとの事なので
調べたところキャリパースティックを起こしていたので、ブレーキオーバーホールを実施。
プロペラシャフトのセンターベアリングやミッションカップリングなども交換していきましょう。
センターベアリング。
リアアクスルキャリアブッシュは完全に落ちてしまっていて、交換が必要な状態です。
ドライブシャフトの状態を確認。
拡大して見ると他のブッシュと同様にドライブシャフトブーツは劣化が進んで亀裂が入っていました。
こちらはブーツ交換をしましょう。
デファレンシャル部は漏れ出たオイルでしっとりと濡れている状態。
デフカバーからの漏れなので、ガスケット交換が必要です。
ドライブシャフト接続部はシャフトシールやOリングが劣化してしまうとオイル漏れを発症します。
他の車種でも同様の原因でオイル漏れに繋がるケースが多い為、
定期的にデフ廻りの点検、デフオイルの交換を行う事が大切です。
車体からリアアクスルキャリアを降ろす前にデフオイルを排出させます。
デフオイルは粘度が高い為、必ず温めた状態で排出を行わないと排出に時間が掛かるばかりか、
内部で発生したスラッジを上手く排出する事が出来ないので要注意。
車体からリアアクスルキャリアを降ろし、
リアアクスルキャリアで見えなかった箇所に凹みや錆等が無いか確認しておきます。
車体から降ろしたリアアクスルキャリア一式。
各パーツに分割して状態を確認しながらブッシュの交換を行います。
トレーリングアームやブッシュの状態を確認。
トレーリングアームブッシュは他のブッシュと同様に多くの亀裂が入っています。
リアアクスルキャリアブッシュは経年劣化による亀裂や負荷の影響で破損が見られます。
プロペラシャフト、ドライブシャフト、フロントロアアーム、フロントショックアブソーバーと
それぞれ分けて各作業を行います。
分割したリアアクスルキャリア、トレーリングアーム、デファレンシャルギア。
異常な変形や歪み、亀裂等、メーカー規定のサイズを保っているのか
各パーツの状態を慎重に計測・確認します。
リアアクスルキャリア等は、リア廻りをしっかりと支えるパーツなので頑丈に作られているのですが、
過去に溶接部のクラックや変形等を何度か見ており、気軽に作業をする事が出来ない箇所なので
様々なリスクを考慮しながらしっかりと確認しておく事が大切です。
車体側の下廻りも劣化や異常が無いか各箇所を点検しておきます。
スプリングコンプレッサーでフロントストラットを分解し、アッパーマウント・スプリングパッド等を交換。
今回交換する足廻り等のブッシュ一式。
プロペラシャフトのセンターベアリングは経年劣化でブッシュに亀裂が入ると徐々に被害が拡大し、
最終的に固定されている箇所からブッシュが抜けてしまうとプロペラシャフトが固定されなくなる為、
下廻りからゴトゴトと大きな異音や振動を発生させます。そうなる前に交換が大事ですね。
新旧のプロペラシャフトサポート・センターベアリング。
スプライン部に摩耗等の異常が無いか確認しセンターベアリングを装着。
新旧のユニバーサルジョイント。
大きな亀裂の発生等は無かったのですが、同時に交換します。
デフオイル漏れの修理を行います。
サイドフランジのスプラインの付け根部分やシールが当たる部分に汚れ等が付着していると
シールがしっかりと密着しない為、研磨して綺麗に除去しておきます。
汚れの除去が完了。
単にパーツを交換するのでは無く、パーツの状態を判断しリスクを想定しながら適切に作業を進める事が大切です。
アウトプットドライブフランジを取り外し、シャフトシール、Oリングを交換。
新旧のシャフトシール、Oリング。
シールを取り付ける際はゴミの付着に注意を払い、斜めに入らない様に慎重に圧入する事が大切です。
ウィークポイントとしてオイルが漏れやすい箇所なので要注意。
デフオイルの交換を怠るとオイルに含まれたスラッジ等の影響で劣化を早めてしまう為、
オイル漏れを防ぐ為にも定期的にデフオイルの交換を行って下さい。
シールを圧入したアウトプットドライブフランジを装着し、サイドシール交換修理が完了。
デフカバーガスケットの消耗によりオイル漏れが酷かったのでガスケット交換する為にデフカバーを外します。
デフカバーを外し、内部のデファレンシャルギアに摩耗や破損等が無いか状態を確認しておきます。
デフカバー装着面に残った古いガスケット跡や汚れ等は、オイルストーンで研磨して綺麗に表面を整えてから
新しいガスケットを使用してデフカバーを装着します。
新旧のリアアクスルキャリアブッシュ。
新旧のセミトレアームエキセントリックブッシュ。
プレス機でエキセントリックブッシュを打ちぬいた後に新品ブッシュを圧入していきます。
エキセントリックブッシュの交換が完了。
ドライブシャフトのインナー・アウタージョイントを分解して
内部ベアリングに消耗や異物混入による損傷が無いか確認。
古いグリスを洗浄し分解が完了。
ドライブシャフトブーツが経年劣化や何かしらの原因で破けてしまうと内部のグリスが飛び散るだけでなく、
ブーツ内部に塵や砂埃等が混入するとベアリングを傷めて異常磨耗する事で異音を発生させたりと
作業内容も大きく変わってくる事もありますので、今回のようにヒビ割れなどしている段階で
交換してしまった方が良いでしょう。
組立が完了。
内部のベアリングの摩耗は車種や使用方法等によっても変わる為、
特にパワーのある車輌や太いタイヤを装着した車輌は負担が多く、スポーツ走行を行う方も摩耗には注意が必要です。
ドライブシャフトは内部のベアリングの寿命よりも先にシャフトブーツが損傷してしまう為、
ブーツの劣化や異常には注意を払い、ブーツを交換する際に同時にベアリングの摩耗を確認しておけば安心です。
尚、ブーツに何らかの異常があった場合は車検を取得する事は出来ません。
新しいグリスの充填が完了。
完了です。
フロントロアアームブッシュの交換。
古いブッシュをプレス機で打ち抜いて、新しいブッシュを圧入します。
ブレーキキャリパーのオーバーホール。
ピストンの状態を確認し分解していきます。
固着が酷く、ピストンを抜くのに一苦労でした。これでは制動に問題があるのも頷けます。
反対側のピストン部。
ピストンを取り外し、キャリパー側に発生した錆を丁寧に除去します。
キャリパーから取り外したオイルシールやOリング一式。
固着していた側のキャリパーシールの錆が酷いですね。
ピストンは発生した錆びを丁寧に落としておきます。
ピストンに錆による虫食いの様な腐食や砂埃等が混入して傷ついてしまっていると、
研磨を行ってもブレーキフルード漏れを発生させる要因になる為、再使用する事は出来ません。
今回は特に問題が無かったので研磨再使用します。
新旧のブレーキキャリパーのオイルシール、Oリング一式。
新旧のブレーキパッドスプリング、キャリパーボルト。
ブレーキキャリパーのオーバーホールが完了。
交換前と見比べると錆が綺麗に除去されてピストンも適切に可動する様になりました。
フロントアクスルキャリアブッシュの交換。
SSTを使用して取り外します。
新旧のフロントアクスルキャリアブッシュ。
フロントアクスルキャリアブッシュの交換が完了。
新旧のロアアームボールジョイント。
劣化が進行するとブーツ部が潰れたり裂けてしまう事で内部のボールジョイントへダメージを与えて
異音の発生や走行に支障が出てしまう事を防ぐ為、状態や経年を考慮して交換が必要なパーツです。
ロアアームボールジョイントの交換が完了。
新旧のスプリングパッド(上下)。
経年劣化で固くなりショックを吸収出来無くなった影響で破損や亀裂が発生していました。
スプリングパッドの交換が完了。
新旧のフロントアッパーマウント。
リアよりも負担が多く掛かるパーツなのでゴトゴトと異音の発生や轍にステアリングが取られたり、
直進性が低下する等の症状が出ていたら交換が必要なのですが、
このパーツだけでは無く、総合的に各足廻りパーツを確認しておく事が大切です。
リアショックアッパーマウントを交換。
新旧のリアショックアッパーマウント。
新旧のミッションマウント。
古い方は経年劣化の影響でちぎれて2つに割れてしまいました。
ミッションを1箇所で支えている為、負担も多くマルニシリーズでは劣化が早い傾向なのですが、
漏れたミッションオイルが付着してしまうと更に劣化を早める為、定期的に確認をしておきたいパーツです。
新旧のショックアブソーバー。
交換の予定は当初なかったのですが、フロントショックからのオイル漏れが酷かったので急遽部品を手配し交換。
ショックアブソーバーの交換時は本締めを行わず仮締めの状態で軽めのテストランを行い、
各部を馴染ませてから既定のトルクで本締めを行います。
4輪ホイールアライメント調整を行います。
基本的に足廻りの脱着や車高の調整、タイヤやホイールのサイズ変更等を行った際は再調整が必要になるのですが、
縁石等に激しく乗り上げた際や事故による影響、パーツの経年劣化等でも数値は変わってしまう為注意が必要です。
主な症状として、真直ぐ走らない・常にステアリングを握ってないと左右に振られる・
ステアリングがセンター位置ではない・タイヤの偏摩耗等、この様な症状が出ていたら再調整が必要です。
特に経年車はブッシュの劣化等の影響が多く、劣化した状態で再調整を行っても直ぐに数値は変わってしまう為、
再調整を行う前に各ブッシュの状態を確認しておく事が大切です。
調整は同じ車種だとしてもパーツの経年劣化やタイヤの摩耗度等にも影響される為、同じ数値になる事はありません。
同じ車でも以前調整を行った数値と同じ調整にしたとしてもベストな数値にはならない為、
現状に適した数値をその都度導き出していく事が大切です。
4輪ホイールアライメント調整を終えたらオイル漏れで汚れていた下廻りをスチーム洗浄で綺麗にしておきます。
古くなったボンネットインシュレーターは全て除去して交換します。
ボンネットインシュレーターは遮熱や遮音等の効果を高める為に装着されているのですが、
エンジンの熱や経年等の影響で劣化が進行するとボロボロと剥がれ落ちたり垂れ下がってくる事があり、
見た目の印象が悪くなるだけでなく、放置をしているとベルト等に巻き込んだり、
細かくなった屑がエンジンに何かしらの影響を与える可能性が高くなる為、
スポンジタイプのインシュレーターは定期的に交換が必要になってきますね。
綺麗に除去を行って新しいボンネットインシュレーターを装着します。
綺麗になりました。
全ての作業を終えたら最終のテストランを行って修理箇所やその他に違和感等が無いか確認を行います。
テストランは通常の街乗りの他に高速走行を実施する等、様々な走行方法を試しながら状態を確認し、
工場へ戻った後も各部に異常が出てないか最終の点検を行います。
後日オーナーへ分解整備記録簿、4輪ホイールアライメント調整データ等をお渡しし、
修理の際に気になった点や今後のメンテナンスについてお話しして納車となりました。
今回は2002 Turboのシリンダーヘッドやブレーキキャリパーのオーバーホール、足廻りのブッシュ交換等を行い、
見違える様な走行と安定感を取り戻す事が出来ました。
入庫時には不安定だったブレーキングもカッチリと決まる様になり、
生まれ変わったパフォーマンスにオーナーも満足されてくれたのではないでしょうか?
希少車なのでこれからも大切に楽しんで頂きたいですね。
経年車はブッシュだけでなくパーツの劣化や錆の発生等、経年を重ねる事で注意する点が多く、
日頃のメンテナンスの良し悪しで大きく状態が変化する為、定期的な点検や各オイルの管理が必要になり、
その為のメンテナンスプラン等を考慮しなければならないのですが、
掛かりつけの工場と長期のメンテナンスプランを立てて優先順位をつけて
少しづつ作業を行っておくと安心した管理が出来ますね。
2019年11月05日