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MAINTENANCE REPORT

【法定24ヶ月点検】Z3Mクーペ 77,000Km【車検整備】

1075306959925fe1Mクーペが車検整備で入庫致しました。
走行距離は77,000Kmで今回初めての入庫になります。3775306959e4c217お預かり後にリフトアップして各部の点検を進めます。148530695a8b10feDMEにエラーコードが残っていないかをチェック。
幸い問題は見つかりませんでした。101530695ae56c3cクラッチの残量チェック。
まだ残量もあり、クラッチ操作のフィーリングにも問題は無いので
まだしばらくは大丈夫でしょう。602530695b37843eエアフィルターの交換。
エアフィルターボックス内の清掃も忘れずに行いましょう。 2425306967029b7aエアブローなどで済まさずに、必ず定期的に交換。10453069676bb77dブレーキフルードの交換。 2135306a3633d0d0交換前の状態です。
ここまで劣化していると、フルード本来の性能は全く期待できません。
安全に関わる箇所になりますので、もう少し早めの交換が望ましいですね。 4295306967bda871クラッチフルードの交換も、しっかりと行います。 1135306968173c80タンク内に汚れが堆積している場合は、必ずタンクを洗浄する事を忘れずに。
そのまま新しいフルードに入れ替えてしまうと、汚れがそのままフルードライン内に
混入していき、気付かぬうちにブレーキタッチが悪くなっている事も。 1155306968ad748fユニバーサルジョイントの交換。
ご覧の通り、取り付け部分に沿って断裂しているのが良く分かります。
ミッションとプロペラシャフトを連結し、走行中は常に回転している箇所でもありますので
強いプレッシャーがかかる箇所になります。
本来であれば、ここまで亀裂が入る前に交換しておくべき箇所ですね。 5125306975212ea2マフラー吊りゴムも劣化を確認。
こちらも交換しましょう。 11653069757e5a25ユニバーサルジョイント新旧。
ここまで劣化が進むと、シフトチェンジ時やアクセル操作時に異音が出るだけでなく
エンジンが快調であっても、そのパワーをしっかりと伝達できなくなります。1215306975d55e0dマフラー吊りゴム新旧。 1645306976286c1dまずミッションに取り付けし、プロペラシャフトをつなげ作業は終了。
もちろんトルクレンチを使用し、既定のトルクで取り付けしていきます。 3615306976a1011dミッションマウントの交換。 1615306987611d32ミッションマウント新旧。
ミッション全体を支えている重要なパーツになります。 1485306987c22336取り付けが完了しました。 268530698818e271 エンジンマウントの交換。2065306988825e79ミッションジャッキを使用してエンジンも持ち上げ、交換を進めます。 9435306988e6bfbbエンジンマウント新旧。1625306992a4dc63いくら丈夫に作ってあってもゴム部品である以上劣化による硬化が始まり亀裂が生じます。
マウントはエンジンを懸架しながら振動やねじれを吸収するという
高負荷を受け続けますので、いつかは交換の必要性が出てきます。
これは使用状況でも若干変わってきます。例えば急加速運転が多い場合は
マウントゴム部に強いねじれが発生しますし、
不整路走行でも通常の道路よりマウントにかかる負荷が大きくなるので
破損しやすくなる恐れもあります。
よって10万キロ~20万キロを長距離運転メインで走行した場合よりも、
山道やサーキットなどをメインに5万キロ走行したほうがシャシーやマウントには
はるかに大きな負担がかかっていたります。
また一番の原因は「ゴム部品であるが故」の経年劣化によるゴムの硬化だったりします。21353069930dd55aマフラー吊りゴムを交換し、車検場に向かいます。 16553069971ecbb3問題無く、全ての検査項目をパスして車検取得完了です。
マウント類を交換したおかげで、
アクセルを踏み込むとダイレクトにそのパワーが後輪に伝わるのが良く分かりますね。
毎日乗っていると徐々に各部の消耗で、車全体のコンディションは低下していきますが
慣れによってそのコンディションの低下を見逃してしまう事もよくありますので
定期的にフィーリングチェックをする必要もありますね。
またのご来店お待ちしております。 

2014年02月22日