【レストアFileNo.1】80y BMW 318i 5MT ディーラー車 CEDAR GREEN 走行130,000Km フルオリジナル【E21】
現在、マルニが3台・E21 C1 2.3・E21 318iと5台のレストア車を手掛けているわけですが
昨日からE21 318iのレストアを開始しました。
まずはボディからスタートです。
ストックリストの車輛詳細コメントにも載せましたが、ベースの状態はかなり良好。
オリジナルを重視したレストア内容で作業を進めていく予定です。
個人的には…
こんな感じで弄りたいところではありますが！
プラモデルで我慢しておきます…
レストア内容はフルではなく、セミレストアといったところでしょうか。
エンジンのコンディションも非常に良く、エンジンを降ろす予定は今の所ありません。
1980年モデルとは思えないほどのボディコンディション。
錆の出やすいポイントに多少の錆は確認出来ましたが
軽くブラストしてあげれば、簡単に落ちてしまう程度ですね。 
フロントのウィンドウモール下部の錆は軽微と言って良いでしょう。 
クォーターウィンドウ部も表面だけの錆なので問題無し。
リアウィンドウ下部は他部分と比べて、少々ささくれだった錆ですが
鉄板下地に影響のあるような錆ではなく、あくまでも表面上だけのもののようですね。 
リアトレイ部も綺麗な状態です。
トランクモールがしっかりと雨水を止めてくれていた為
トランク内も錆ひとつ見当たらずしっかりしているのが良く分かります。 
トランク水切り部分の錆。
こちらも問題無し。
錆取りを行い防錆処理を行えば再発する事は無いでしょう。 
黒く残っているのは、トランクモールを固定していた防水テープの取り残し。
ボディは波打ちもなく、ストレートボディ。
ドアの下がりも無く、ピタリとプレスラインが保たれており
E21モデル本来のデザインは全く損なわれていません。 
サウンドインシュレータも綺麗ですね。
古い車になるとヒーターコアからの冷却水漏れで染みだらけになっていたり
カビの臭いでどうにもならない状態になっているものがほとんどですが
漏れ跡も無くグッドコンディション。 
ドアパネルの構造はご覧の通り袋状になっているので、雨水や湿気が溜まりやすく
錆が出やすい部分のひとつですね。 
ドアポケット内部は僅かな錆が出ていますが、全く問題無し。
ブラストし防錆処理後に綺麗にペイントすれば再生するレベルです。 
ダッシュ部も問題無いですね。
ダッシュボードはさすがに割れが目立っていたので全塗装中にリペアしておきましょう。
フロアパネルの状態も良し。
ドアインシュレーターは塗装後に新しく貼り直し。
運転席側ドアポケット内部もこの程度の錆であれば問題無し。 
レインガーターの状態も良し。
ルーフ内側の腐りも皆無です。 
ルーフライニングは張り直し予定。 
エンジンを降ろす予定は無いですが、ベースがこれだけ良いとこちらとしても悩んでしまいますね…
もしかしたら降ろすかも…
外装色は同色のCEDAR GREENで塗装します。
塗料はもちろんR-M社のDIMONTソリッドでフィニッシュ予定です。
表面的な錆しか出ておらず、板金箇所も少ないので時間は
そこまで取られずに塗装作業は終了しそうです。
また、外装のモール等はポリッシュで仕上げていく予定。
前後バンパーはリクロームか新品に交換。
シートは全席張替しました。
もちろん表側だけでなく、シートクッションも入れ替えたので座り心地は快適です。
今週中に板金塗装作業に移行するので、
12月中旬にはこちらに戻ってくるかな…といったところです。
そこから仕上げていくので年明けにはお披露目の予定。
売約車輛・修理入庫車輛が優先なので、あくまでも予定という事で。
2014年11月26日