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MAINTENANCE REPORT

E39B10V8 エンジンオイル漏れ修理

8324e61c4a89e80d 7734e61c4afa1e79アルピナB10 V8のメンテナンスを現在やっておりますが
メカニックが異常に長い時間カムカバー部のガスケット交換に時間を費やしているので
気になり聞いた所、外側からいたる所に塗りたくられた液体ガスケットを剥がすのに大苦戦中との事。
写真で確認してみると。うわーひどい(泣)
V8やV12エンジンによく見られる、やっつけ的な処理なのですが
後始末が大変なのでこういった仕事はやめてもらいたいものです。1794e61c4b27b398 5224e61c4acadfa2バンク中央部の冷却水ギャラリーケースも交換。1334e61c4b783182 2134e61c4ba8b86c 1084e61c4bfcbc8a 1914e61c4c7b833cこのスラッジは想定の範囲内。これもV型エンジンには良く見られますね。
これらのスラッジは一度で全て落とすのは不可能なので、エンジン内部洗浄後
これから入れていくオイルとオイル交換時期をオーナーに守ってもらい改善していかなくてはいけません。
こういったモデルのV型エンジンは低速トルク特性が良く高回転域を常用する事が少ないので
エンジンオイルの選択ミスやオイル交換時期を見誤ると
エンジン内部はこのような状態になってしまいがちです。
現状では不具合になりませんが、このまま気付かずに乗っていれば
レスポンスダウンはもちろんの事、エンジン自体に不具合が出てきてしまいますね。
もちろんこうなってしまうのはエンジンオイルだけの問題ではない場合もありますから
しっかりと全体を診断した上で症状を見極める事が大切なわけです。

2009年11月13日