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2013年07月01日

【納車前整備】BMW E30 M3【24ヶ月定期点検】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

今週末は真夏を彷彿させる快晴でしたね。

道路を歩いていると上からの直射日光と道路からの照り返しで

1時間もかからずこんがりと焼けそうです。

今回は先月売約となったE30 M3の納車整備をご紹介。

入庫時にチェックはしており、納車前の整備内容は大体決まっていますが

車というのは置いておくだけでも消耗する箇所は消耗するものです。

整備確定箇所+αがあるかどうかをしっかりとチェックし整備に移ります。

点検の結果

各部全オイル交換

冷却水交換

エンジンオイルパンロワー部よりオイル漏れ修理

R2000にてエンジンオイルラインフラッシング

パワステポンプオイル漏れによるASSY交換

フロントブレーキキャリパーオーバーホール品と交換

マフラー及びマフラー吊りゴム交換

4輪アライメント測定及び調整

エアフィルター交換

外気温センサー交換

ワイパーラバー交換

A/Cガス入換え

フォグランプレンズ交換

以上が納車整備となりました。 

まずはエンジン部から整備開始になります。

まずはエンジンオイルを排出。 

まずはR2000を施工し、エンジン内部のスラッジを落とします。

もちろんオイルエレメントも交換。

E30 M3のエンジンオイルパンはアッパーとロワーの2層構造になっておりアッパー側からの漏れがある場合

フロントアクスルを外す大作業となりますが、幸いにも今回はロワー側のみからのオイル漏れとなるので

ある程度オイルの排出が終わった段階でロワー側のみ取り外し。 

取り外したオイルパン。

R2000の施工後なので、かなりのスラッジの堆積が見られますのでよく洗浄します。

外した際に切れてしまっている箇所もありますが、ガスケットは限界でした。 

洗浄油で綺麗に洗った後に水洗いし、よく乾燥させます。 

新しいガスケットを組む時に気を付けたいのが液体ガスケットの使い方。

しっかりとポイントを抑えて使用しないと、すぐに漏れが出てきてしまったりと不具合がでますので注意が必要です。

塗りたくれば良いというものではありません。

使用するボルトもダイスを使用し、ねじ山を整えると共にゴミ等の除去も忘れてはいけません。

締め付けは順序を守り、規定トルクを守りましょう。 

ミッションオイルの交換。

E36以降のM3はATFを使用する事が多いですが、E30 M3はギアオイルを使用するので

出来るだけ暖め粘度を低くした状態でオイルを排出する事が望ましいです。

粘度が高いまま排出作業をすると、内部のスラッジがそのまま残り高官の意味合いが無くなります。 

新しく入れるオイルはFUCHS 5SPEED。

E30 M3にお乗りの方から人気の高いオイルです。 

デファレンシャルオイルの交換。

先ほどのミッションオイルと同様に冷間時に抜かない事がポイントです。 

ケース内の古いオイルとスラッジが排出された事を確認し、新しいオイルを入れます。 

パワステオイルの交換とパワステポンプの交換。 

ポンプからのオイル漏れの為交換。

当社でオーバーホールしたリビルトポンプを使用。

古いポンプも時間を見つけてリビルトし大事に保管します。 

ポンプを取り外した際にある程度のオイルは排出されていますが、

全てのオイルが車外に排出されているわけではないので、しっかりと専用機材を使用し

スラッジと共に排出し、新しいオイルと入れ換えます。 

 フロントブレーキキャリパーはピストンの動きが悪かったので交換。

こちらも当社でオーバーホール済みのリビルト品を使用。

取り外したキャリパーはもちろんオーバーホールしてストック。

ブレーキフルードの交換。 

古い車ほどブレーキライン内の防錆は甘くなっており、錆が発生している事が多いです。

排出したブレーキフルードの状態を良く確認し、ラインの交換が必要であれば必ず交換しましょう。 

クラッチオイルもしっかりと交換します。 

冷却水の交換。

車の特性や走る地域を良く考えてLLC濃度も調整が必要です。

古くなればなるほど一年に一度の冷却水の交換と

交換時の水廻りのチェックが大きな不具合を回避する大事な作業になってきます。 

フロントフォグランプの割れ。 

こちらもストックパーツと交換。

同時にフォグ配線の被覆がかなり消耗していたので配線修理しました。 

細かいところですがエアフィルター交換。

エア流入量の低下によるパワーロスより埃等のゴミの混入を防ぐ為の交換と考えた方が

交換の重要性の認識は高まるかもしれませんね。 

マフラーの交換。 

少々錆が出ていたのと、排気漏れがあった為に交換。

キャタライザーに問題は無くまだまだ使用できるので

このマフラーは当社で修理しストックします。 

取り付けたのはストックしていたマフラー。

このようにすぐに対応出来るのは、長年M3専門店としてやってきた賜物と言っても過言では無いでしょう。 

マフラー吊りゴムも交換。

E30系は定期交換パーツと言って良い所ですね。 

ワイパーゴムの拭き取りチェック。

ワイパーゴムが大丈夫でもワイパーブレードが変形し拭き取りが甘かったり、

フロントガラスに対して密着が悪い場合はブレードも交換します。 

今回はゴムのみの交換で大丈夫でした。 

エアコンガスの入れ替え記録が無かったので、ガスとオイルの入れ替え。

真空引き後に新しいエアコンオイルを入れガスを注入します。

エアコンコンプレッサーを長持ちさせるには定期的なオイルとガスの入れ替えが大事になってきますし、効きもかなり変わってきます。 

4輪アライメントの測定と調整。

E30はフロントの調整のみになりますが、測定時のリアの数値を見て

リア廻りのブッシュの劣化状況を把握出来ますので、リア廻りのブッシュの交換時期の

予定をしっかり把握しておく事も大事になります。

最後に車検場に持ち込み車検取得。

問題無く車検取得し作業は終了。 

新しいオーナーの名前が記入された車検証と点検記録簿、4輪アライメント測定記録を添えて

納車となります。

 
 

 

投稿者:autofine at 12:51 | 納車整備・24ヶ月点検

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