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2013年07月06日

【12ヶ月定期点検】E46 M3 43,700Km【エンジンオイル交換】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

ある公園で向日葵が満開に。

台風のような低気圧が過ぎ、本日から30℃超えの猛暑が続くようです。

本格的な夏も目の前のようです。

先日初めてご来店のM3。

2003年式 43,700Kmと低走行の車輌です。

オーナーからは12ヶ月点検とエンジンオイル交換の依頼を受けたので早速点検開始です。 

タイヤを外し、ブレーキ、足廻りを中心に目視と分解点検を進めていきます。

分解点検の内容はM3のウィークポイントを中心に点検を進め、問題があればオーナーに

すぐに伝え、問題の解決方法をお伝えします。

長年M3専門店として培った知識と技術をフルに活用して進める点検になりますので

M3に特化していない整備工場でするものとは一味違うと言っても言い過ぎではないでしょう。

もちろんスタンダードモデルと同じ機構を持つ箇所に関しても、オーナーの使用状況をお伺いした上で

交換時期やメンテンアス時期のアドバイスをさせてもらっています。

今回のオーナーのように、定期的な点検を実施する事によって半年から一年先のメンテナンス計画を

立てやすくなりますし、自分の愛車のコンディションが今現在どのような状態にあるのかが

はっきりと分かりますので、長く良い状態でコンディションをキープしたいとお考えの方は

定期点検を受ける事をおすすめしています。 

点検も一通り終わりエンジンオイルの交換。 

まずはフラッシング剤を入れてアイドリング状態でしっかりと内部の汚れを古いオイルと共に

排出させやすくします。 

アイドリングで最低でも10分フラッシングした後に排出開始。

時間の許す限り排出には時間をかけた方が良いでしょう。 

排出している間にオイルエレメントの交換を進めます。

オイルエレメントだけではなく、エレメントケースカバーのOリング、ドレンボルトワッシャ、

オイルエレメントカバーを固定する為のボルトのOリングとワッシャも必ず新品に交換します。 

ただの紙のフィルターだと侮ってはいけません。

エンジン内部の汚れをエンジン全体に循環させない為に考えに考え抜かれた技術が凝縮されたフィルターです。

たまにエンジンオイル2回に1回のみの交換でも大丈夫などと安易に言い切ってしまうショップもあるようですが

1,500ccの車ではありません。3,000cc以上の排気量で1,000cc当たり100馬力を軽々と捻り出すエンジンです。

その代償として発生する汚れや熱による劣化は大衆車と同じに考えてはいけません。 

今回チョイスしたオイルはFUCHS TITAN 5W50。

M3アルピナにお乗りの方に好評なロングセラーオイルです。

まだ使われた事の無い方には是非一度使っていただきたいオイルです。 

エンジンオイル交換後には必ずオイルリセットを忘れずに。 

M3やアルピナのエンジンオイル交換推奨距離は3,000〜5,000Kmに一回です。

しっかりと25,000Kmの表示に戻してあげれば交換時期も分かりやすいでしょう。

たまにマイナス表示になってしまっている車がありますが、

大体のオーナーがそうなってしまうといつ交換したかはっきり分からなくなる事が多いようです。 

最後に定期点検記録簿を記入し、オーナーに手渡し作業は終了。

今回のM3はメンテナンスがしっかりとされており、非の打ち所が無い状態でした。

それでも一年先にはメンテナンスした方が良いという箇所も見受けられました。

突発的に不具合が出てしまう事は誰でも嫌なものですが

事前にメンテナンス箇所を把握し、壊れる前に計画的にメンテナンスを実施する事が

このようにパフォーマンスの高い車と良い付き合いが出来るポイントの一つになるでしょう。

点検自体は一日で終わりますので、本格的な夏を迎える前に点検を。

という方はお気軽に申し付け下さい。

また、代車は常にご用意可能な体制を整えていますので同様に申し付け下さい。 

投稿者:autofine at 19:05 | メンテナンス

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