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2014年04月22日

【E10 2002 Turbo】テストラン【ポラリスシルバー】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

本日は春らしさを感じる気持ちの良い一日をスタートしましたが

昼過ぎから、あっという間に灰色の空に・・・

雨も強く降ったりと、肌寒く感じる一日の終わりを迎えそうですね。

在庫として入庫したのが、昨年の4月。

すぐに売約となり、レストアメニューをオーナーと打ち合わせをし作業を開始し

約一年でほぼ作業が完了致しました。 

今回のレストアのコンセプトは自然なヤレ。

全てのパーツを新品に交換するのでは無く、モールや塗装の質感はそのままに

車に近づくと当時の空気感を感じられるように。という、

オーナーからの非常に難しい注文でしたが、

試行錯誤しながら仕上げていった結果、満足いただける仕上がりで納められそうです 

実際にキーを持ち、運転席のドアノブに手をかけ運転席に座ると

一瞬で当時にタイムスリップをした感覚に包まれます。

古き良き・・・という言葉が良く似合う車ですね。

4気筒SOHCの2,000ccにKKK製タービンを装着し、NET値170馬力を絞り出すエンジンは

現代の車のスペックに比べれば、可愛い数値ですが

実際にステアリングを握り運転してみると、バイクを乗っているような軽快さを味わえます。

ワインディングでのドライブは最高の一言に尽きます。

室内に伝わるメカニカル音、吸気音やターボチャージャー音・・・

これは本当に面白い・・・と感じられる車です。

 

機関、外装、内装全ての新品パーツの入手ルートの確保や

入手困難なパーツの修理に関しては問題無い状態なのですが

車輛台数が少ない事もあり、なかなか数多くというわけにはいかないのが

もどかしく感じる事もありますが、一台一台丁寧に完成させていきたいと思います。 

新品のパーツも使用していますが、冒頭に述べたようにコンセプトは自然なヤレ感。

カチッとしすぎないように、パーツを組み込んでいくのにも頭を使いました。 

 

 

このコンパクトなボディでポルシェ911を追いかけまわす事が出来る高性能サルーンとして

当時は世界中から注目を浴びました。

 

 

 

 

 

スタッフに運転してもらい、走行写真を連続撮影。

ヨーロッパのツーリングカーレースでポルシェと互角に渡り合ってきたシーンが頭をよぎります。 

愛嬌のあるマスクからは想像できないボディの剛性の良さ、ブレーキタッチ、エンジンレスポンスetc...

そのどれもが秀逸で、乗ってみると今でも世界中にファンが多い事に納得です。 

KKK社製のBLDターボチャージャーを搭載した1,990ccのSOHC水冷4気筒エンジン 

コーションラベル類も新品を手配し、貼り直しております。 

 

 

新オーナーが求める仕様で仕上げた73y 2002Turbo、いよいよ納車間近です。

詳しい仕様やレストア方法、金額等はスタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。

もう一台レストア中の74y 2002tiiは現在ボディレストア中になります。

夏までにはボディを完成させ、次のステップにと考え中。

こちらは全てのパーツを新品に交換。

コンセプトは新車以上のクオリティでの仕上げになります。

投稿者:autofine at 16:32 | 2002

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