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2015年04月04日

2002tiiエンジンオーバーホール・No.5

こんにちは。オートファイン@横浜です。

来週一杯は天気があまり良くなさそうですね。

外でのブラスト作業もあるので、出来れば雨は降ってほしくないものですが。

tiiのエンジン編も今回でとりあえず完了です。

エンジンも組み上がり、ボディとのドッキングを前に

ボディ側の作業を何点か済ませておく事にしましょう。

tiiの作業はこれからかなり加速していくと思いますので

ご興味ある方はいつでも見学にいらして下さい。

といっても、すぐに別のマルニを手掛けていく事になりますので

いつでも見れると言えば見れるのですが…

2002tiiのエンジン組み上げもいよいよ大詰め。

シリンダーヘッドとブロックを合体させる前にオイルポンプ等の補機類を取り付けていきますが

ポンプストレーナー側のローター当たり面の段差が気になるので… 

 

面研を実施。 

トロコイド型のオイルポンプが使われており、スリーブとローターの間の容積を変化させ

オイルを吐出させる仕組みです。トロコイドローターにガタツキ等がないかを

しっかりと検査し、問題が無い事を確認し組み立てていきます。

アウター・インナーローター同士の気密が保たれている事も

オイルを正常に吐出させる為には非常に重要なポイントの一つになりますので

組んだ時に少しでも不均衡な箇所がある場合は新品に交換するか、加工修正する必要があります。 

オイルポンプチェーン・タイミングチェーン・タイミングケースを取り付けていきます。 

シリンダーブロックにヘッドを載せます。

ヘッドボルトは塑性域締め付けを行い、ヘッドとブロックを固定していきます。

エキマニのスタッドボルトを取り付け。 

 

ここでシクネスゲージを使用し、タペット調整を行います。 

キャブを取り付け。

今回は新オーナーの意向により、ウェーバー45DCOE9のサイドドラフトをツインで装着。

もちろん排ガス規制前のモデルの新品をチョイスしています。

鋳肌も綺麗なので特に加工することなくそのまま取り付け。 

キャブの取り付けが完了したらオイルパンを取り付け。 

しつこいようですが、今回エンジンを組み立てるにあたって

ボルト類は全て新品を使用。

もちろんワッシャ類も。 

ほぼ完成。 

オイルキャップは新品でのデリバリーはなくなっているので

ユニクロメッキ加工をしたものを取り付け。

カムカバーはオーナーの意向で黒の結晶塗装で仕上げます。 

ステンのエキマニも付き、ボディとドッキングさせる準備を進めます。

現在進行形でtiiの作業は進んでいますので、随時ブログにて作業内容は公開していく予定です。 

投稿者:autofine at 13:56 | 機関【Enjine】

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