E36M3Cクラッチ交換 エアコンガス交換
メンテナンスで入庫したM5。
新車並行。距離約30,000Km。
2度目のご来店でしたが詳しく車輌をチェックするのは初めて。
フィーリングの悪さを感じるとの事だったので高速にてテストラン。
S62エンジン特有のトルクの太さが若干下降気味。
フィーリングの良いエンジンはアクセルを素早く踏むと、
間髪入れずドンと首をヘッドレストに持っていかれる程のトルク感を得られますが
この車輌はアクセルを踏むと一呼吸置いてからモワッとトルクが発生する状態。
トータルレスポンス向上の為のメンテナンスと今回点検時に発覚したオイル漏れ等の修理をご提案し、
リフトが空き次第作業に取り掛かります。
E46M3は続々とメンテナンスで入庫中。
納車されたばかりにも関わらずアライメントの狂いにより真っ直ぐ走らない車輌。
オイルの管理が行き届いていない車輌。
エンジンチェックランプが点灯してしまう車輌。
車検整備で入庫の車輌等様々です。
M3Cのクラッチ交換。
クラッチダストで真っ黒なのでミッションケース全体をスチーム洗浄。
新たなオイル漏れ等の症状が出た時にも原因が分かりやすくする事も大切でしょう。
新旧クラッチ3点セット。画像拡大してみると付いていたクラッチの消耗具合が良く分かります。
たまにですがレリーズベアリングが駄目になってしまって、OEM等のパーツを使って
レリーズベアリングのみを交換しようとする方がいらっしゃいますが
クラッチ部に関してはクラッチ板、クラッチディスク、レリーズベアリング
この3点セットで交換したほうが二度手間になりません。
一部を交換して10,000Kmも経たない内にミッションを再度下ろしたりなんて無駄でしょう?
そろそろ冷却水とエアコンガスの交換をする時期になってきました。
1年に一度は冷却水のチェックをし、交換時期を見誤らないよう気を付けましょう。
エアコンガスは車輌の状態やエアコンガス自体の経年、コンプレッサーの作動音等のチェックをし
交換を実施しましょう。定期的にガスとエアコンオイルの交換をする事により
コンプレッサーやエバポレーターの保護や寿命につながります。
2008年06月11日