【E46 ALPINA B3 3.3】各部メンテナンス【90,000Km】
 今週末からゴールデンウィークですね。今回の連休は長くなる方も多いのではないでしょうか。
今週末からゴールデンウィークですね。今回の連休は長くなる方も多いのではないでしょうか。
当社はニュースでも告知しましたが、3日(木)がお休みで、その他は通常通りの営業となります。
ゴールデンウィーク中のエンジンオイル交換などは当日の予約でも受け付け可能なので
お気軽にお問い合わせ下さい。
本日のメンテナンスレポートは、E46 ALPINA B3 3.3の定期メンテナンスをレポートしていきます。
 走行距離が約90,000kmという事で基本的な作業の他に
何箇所か不具合箇所もあるようなので早速作業を進めていきましょう。
  まずはエンジンオイル交換を実施。
まずはエンジンオイル交換を実施。
 交換の前にフラッシング剤を注入し内部に堆積したスラッジやカーボンの汚れを落として
古いオイルと共に排出させます。
  新旧のオイルエレメント。装着用のパッキンも新品へ交換。
新旧のオイルエレメント。装着用のパッキンも新品へ交換。
ちょっとオイル交換時期が遅かったのがわかるエレメントの汚れ具合ですね・・・
  オイルエレメントの装着の際にケース内部の残った古いオイルの清掃も忘れずに行う事が大切です。
オイルエレメントの装着の際にケース内部の残った古いオイルの清掃も忘れずに行う事が大切です。
  ALPINAやM3のユーザーに支持されているエンジンオイル【FUCHS TiTAN SuperSyn 5w-50】をチョイス。
ALPINAやM3のユーザーに支持されているエンジンオイル【FUCHS TiTAN SuperSyn 5w-50】をチョイス。
 真冬の低温時での始動性の高さや真夏の渋滞等での高温時の安定性、高回転域までスムーズに一気に吹け上がる等、
 ALPINAやM3の高性能エンジンの性能を存分に発揮させるので、
エンジンオイル交換後はアクセルフィーリングの変化に驚かれると思います。
  規定量のエンジンオイルを注入しオイル交換が完了。
規定量のエンジンオイルを注入しオイル交換が完了。
  冷間時のエンジン始動の際にキュルキュル音が酷い為、ベルト廻りをチェック。
冷間時のエンジン始動の際にキュルキュル音が酷い為、ベルト廻りをチェック。
  ベルトだけでなく同時にベルトテンショナーやアイドラプーリーも交換。
ベルトだけでなく同時にベルトテンショナーやアイドラプーリーも交換。
  新旧のベルト、ベルトテンショナー、エアコンベルトテンショナー、アイドラプーリー等。
新旧のベルト、ベルトテンショナー、エアコンベルトテンショナー、アイドラプーリー等。
  バック時にリアからキーキーとブレーキ鳴りするとの事だったので
バック時にリアからキーキーとブレーキ鳴りするとの事だったので
ブレーキパッドとブレーキローターを確認、パッドの残量やローター自体に問題はありませんでしたが
ブレーキ鳴りは非常に耳障りですから、パッドとローターの摺り合わせを行っていきます。
  パッドとローターの当たりが不均一だとブレーキ鳴きの原因になります。
パッドとローターの当たりが不均一だとブレーキ鳴きの原因になります。
地道にパッドのとローターの当たり面を合わせていきます。
  ローターとの当たり面の修正を終え、パッドの再面取り加工を行います。
ローターとの当たり面の修正を終え、パッドの再面取り加工を行います。
  再面取り加工後。
再面取り加工後。
 面取りを行っていないパッドはブレーキをかけた時、ライニングの両端のエッジがローターに当たり 
ブレーキ鳴りが発生する為、面取りを行ってブレーキ鳴りを防止しているのですが、
状態によっては面取りが不十分で再加工が必要なケースもあります。
  再びパッドを装着しブレーキの調整、ブレーキ鳴きの確認をして作業が完了。
再びパッドを装着しブレーキの調整、ブレーキ鳴きの確認をして作業が完了。
  助手席側のウィンドウガラス操作時にバキバキという異音・・・
助手席側のウィンドウガラス操作時にバキバキという異音・・・
定番ともいえるレギュレーター不良ですね。
早速、インナーパネルを取り外して確認していきましょう。
 レギュレターを交換。
レギュレターを交換。
  新旧のレギュレーター。
新旧のレギュレーター。
  新旧のドアインシュレーター。
新旧のドアインシュレーター。
 ドアインシュレーターは防音や振動を抑える事と
一番重要なのが雨水の侵入を防ぐという役割があります。
当社では必ずインシュレーターとインシュレーターを固定するブチルテープを交換します。
そのまま使用するとかなりの確率で、雨水が室内に侵入し、
丁度、フロントシートの座面下辺りを濡らしていきます。
気が付いた時にはリアシートの前面までぐっしょりとなり、カーペットを取り外し乾燥が必要になる事もありますので
レギュレーター交換時にはインシュレーターもセットで交換と認識しておいた方が良いでしょう。
  新旧のブチルテープ。先ほども言いましたが必ず交換が原則です。
新旧のブチルテープ。先ほども言いましたが必ず交換が原則です。
  フューエルリッドカバーが上手く閉まらなくなっているので状態を確認。
フューエルリッドカバーが上手く閉まらなくなっているので状態を確認。
  フューエルリッドカバーの根元部分のスプリングが弱ってしまった事が原因で閉まらなくなっていました。
フューエルリッドカバーの根元部分のスプリングが弱ってしまった事が原因で閉まらなくなっていました。
  新旧のフューエルリッドカバースプリング。
新旧のフューエルリッドカバースプリング。
 使用していると経年劣化でスプリングの反発力が弱ってくるので閉まりや開きが悪くなったら交換が必要です。
  未塗装のままだと錆びてしまうので塗装。
未塗装のままだと錆びてしまうので塗装。
  フューエルリッドカバースプリングを装着後、開閉の確認をして作業完了。
フューエルリッドカバースプリングを装着後、開閉の確認をして作業完了。
  オイル交換後にオイルインスペクションをリセットを忘れずに行います。
オイル交換後にオイルインスペクションをリセットを忘れずに行います。
前回のエンジンオイル交換から12,600Kmの走行はちょっと走りすぎでした。
オーナーにはもうちょっと早めに・・・とお伝えしました。
  オイルインスペクションのリセットが完了。
オイルインスペクションのリセットが完了。
 オイルインスペクションは25,000kmから走行距離や燃料消費等を総合的に判断して数値が徐々に減っていき
 オイルの交換時期を示してくれます。
オイル交換は何kmまで交換しなくて大丈夫なのか…?ではなく、
何kmで交換を行った方が車に良いのか?という意識を持つ事が大切だと思います。
2018年04月23日