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MAINTENANCE REPORT

第32回 E46 M3

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2001年式、走行52,000KmのM3がメンテナンスで入庫致しました。
E46型としてはリリース当初のモデル、走行も50,000Kmを超えたところで
オーナー様もご自身の車輌状態を確認し、今後のメンテナンスを考えていく上で当社に初めてご来店されました。
今回のメニューはパワステ部からのオイル漏れ、デフサイドシーリングからのオイル漏れ、
フロント足回りスウィングサポートの消耗が目立った為、各部の交換及びメンテナンスを施しました。
2001年式といえばもう5年経過しているわけですからずいぶんと消耗が進行している箇所も見受けられます。
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オイルキャリアの上部までゴミが付着し非常に見た目もよろしくないですし
余計なゴミの混入等によりギアボックス自体にも悪い影響を及ぼしかねません。
こうなってしまうとオイルキャリア、インテーク、リターンホースの交換は必須になります。新品パーツを組み付け後
圧送にてギアボックス内のスラッジも除去し、FUCHS ATF4000を注入し油面を整えパワステ部は完了。
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デフのサイドシーリング部からのオイル漏れ。ここからのオイル漏れは長い間
デファレンシャルオイル を交換していない車輌に比較的多くオイル漏れが見られる傾向があります。
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ドライブシャフトを抜き、新品のシーリングを打ち込みます。
古いシーリングはやはりずいぶんと消耗しくたびれておりました。
スプライン部も異常な消耗や欠けがないかしっかりとチェックし、元の状態に組み込みます。
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デファレンシャルオイルの交換。左が交換前のオイル、右が交換後のオイル。
交換の目安は早い人で10,000km。それなりにスピード出す人は早めにチェックは必須事項。
FUCHS RENOGEAR HLS90を使用。
非常に潤滑性能が良く、当社でも色々な条件下でテストランをし、街中でも高速でも
デフ本来の性能を損なうことの無い、M3等のハイスペック車輌にベストマッチのオイル。
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フロントスウィングサポートの交換。オーナー様は以前に他社でビルシュタインの足回りと社外スタビに変更済み。
アッパーマウント、ロアコンブッシュは交換していましたが、スウィングサポートは未交換。
同時に交換しておけば、二重で交換工賃のかからない箇所です。
E46M3.19
作業終了後に60km程テストラン。ステアリングは重過ぎず軽すぎず非常に運転していて軽快そのもの。
エンジン本来のポテンシャルは言うこと無し、ただ若干上の回転数でもたつきは感じたので次回の宿題。
オーナー様もエンジンオイルのチョイスや当社で取り扱いのあるメタライザーにも興味をもってくれた様子。
次回の御来店お待ちしております。作業した箇所に異常がないか最終チェックし、納車となりました。

2007年07月20日