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MAINTENANCE REPORT

【E46 ALPINA B3S】イグニッションコイル交換【76,000Km】

DSC07606_R本日はE46 ALPINA B3Sがアイドリングが不調との事で入庫です。
アイドリングの不調の要因は様々あるのですが原因を探りながら作業を進めます。DSC07607_Rエンジンチェックランプが点灯中。
このランプが点灯すると慣れていても、ちょっとビクッとしてしまいます・・・
今回のように、明らかにアイドリング不調という症状が出ていればそれが原因だと推測できますが
特に表立った症状のない場合にも点灯する事があります。
何も症状が無いから・・・と放置すると面倒なことになる可能性もありますので、
点灯した場合は出来るだけ早くその原因を突き止めましょう。
DSC07615_Rテスターでチェックをしてみると2番のシリンダーに失火不良の表示が出ていますね。
2番のイグニッションコイルが不調で交換が必要なのですが、
不調箇所のみの交換だと、すぐに他のコイルも駄目になってしまうケースが今まで良く見られたので
当社では6本全ての交換をおすすめしています。
DSC07610_R新旧のイグニッションコイル。
DSC07609_R新旧のスパークプラグ。
イグニッションコイルを交換した際は基本的にスパークプラグの交換もおすすめしています。
古いプラグのまま使用していると要求電圧が高くなりイグニッションコイルに負担をかけるだけでなく
故障の原因にも繋がるので必ず交換します。
交換の際には不良が出ていなかったかプラグの焼け具合も確認しておく事も大切です。DSC07618_R作業が終了後にテストランを行います。
テストランでは故障個所だけでなく、その他の部分に不具合が出ていないか確認しながら走行します。
走行中に不調だったアイドリングも安定してスムーズな走行が可能になりました。

今回の様にパーツの点検・交換だけで改善出来た事は良かったのですが、
チェックランプにより故障は様々な原因が考えられるので
警告灯が点いているのにも関わらず放置して乗り続ける事は厳禁ですね。
ダッシュボードに見慣れないランプが点灯した際は慌てずに早急に点検に出す様にして下さい。

2017年09月11日