【E30M3】ヘッドライトレンズ交換【ヒゲ付】
88年式E30M3 ヘッドライトレンズ交換のため入庫致しました。
パッと見では分からないかも知れませんが、内側はくもりやくすみが気になるところです。
こういった汚れや曇りは空気中に浮遊するほこりなどが原因になる事もあるようで
屋根のない屋外に駐車されるお車ですと、尚の事ですよね。
街を走っていると、ヘッドライトが黄ばんでいたり、白濁りしている車を見かける事があります。
ヘッドライトが曇ってしまうと、夜間走行時に光量が 足りず、視界不良につながり大変危険です。
せっかくのドライブ・・・夜間運転中に見えにくいこと自体が
運転のストレスとなってしまわないようにしたいものですよね。
こちらはガラス製ですが、近年のヘッドライトレンズはほとんどの場合が樹脂であり
樹脂である以上紫外線等での劣化もあるようです。
素材劣化の主原因は紫外線と熱だといえますね。
また、ヘッドライトのレンズ部はポリカーボネイドという材料で出来ており
この材料は紫外線により黄変します。
レンズには紫外線対策とキズ付き対策でハードコートという表面処理が施されていますが
ハードコートは紫外線照射時間や磨耗等により性能は落ちていきます。
そこで、普段出来る事は紫外線にさらす時間を減らす、レンズ表面の研磨等の摩擦は避ける事です。
研磨してコーティングが剥げると黄変もその分、はやくに表れてしまいます。
研磨し、クリアな状態に戻す事も可能ですがその際は適正な処理をしないと意味がありません。
今回、イギリス仕様のヘッドライトです。いわゆるヒゲ付という通り名で有名ですね。
日本仕様では光量を落とすようなレンズカットになっていますが、
これに交換すると左上がりの鋭いカットになり、またヒゲ部分は直接近くの路面を
照射するのですごく明るくなりますね。
イギリス仕様のヘッドライトはE30後期モデルにはそのまま装着可能で、
前期モデルにもH1用の配線・リレーにて装着可能ですので、ご興味ある方はお問い合わせ下さい。
交換終了。
イギリス仕様のヘッドライトにより、ドレスアップしたE30M3。
人気のあるドレスアップパーツのひとつなので、着せ替え後のフロントフェイスは様になってます。
このさりげないおしゃれ感を演出しながらライトアップ走行をお楽しみください。
イギリス仕様のヘッドライトで、より素敵さを増したE30M3。
年を追うごとに、その人気が衰えるどころか右肩上がりで上昇中のE30M3。
若い方にはイマイチピンと来ないかも知れませんが、50代~の車好きにとっては当時では
憧れでもあり、いつかは乗りたいと思わせてくれる、そんな車です。
2015年08月04日