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2013年03月26日

【E36M3】車検整備【60,000Km】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

日曜日に納車になったZ3。

岡山から来ていただき店頭での納車でした。

ハードトップ付きで販売したので当日はオープントップを満喫とはいきませんでしたが

これから本格的にオープンが楽しめる季節がやってきます。

是非、楽しいBMWライフを送ってください。

E36M3の車検整備、走行60,000Km。

10年程前から当社にて管理させていただいている車輌になります。 

入庫後はテストランや分解点検を進め、必要整備箇所の確認をしていきます。 

 ブレーキローターの厚み、歪みを測定し交換必要性の有無を確認します。

一見問題が無さそうに見えても、内外周で大きく数値が変わっている場合も多いですね。

そういった場合はパッドの偏磨耗も起こしているので、ローターパッドの同時交換が必要になります。 

テスターでエラーコードが無いかどうかも確認。

全ての点検が終わったらオーナーと打ち合わせをし、整備内容を決めていきます。 

ミッションオイルの交換。

スラッジも少なくまだまだ綺麗に見えますが、前回交換は二年前になりますので交換します。 

デフオイルも同様ですね。

ミッション、デフオイルはエンジンオイルほど頻繁に交換が必要になる箇所では無いですが

かなりの負荷=極圧がかかる箇所なので、人の目に見えない分子レベルでの劣化が進む箇所でもあります。

一見して問題が無くてもオイルの性能としては劣化が進んでいるので

急激に内部ギアの異常磨耗を引き起こしたりすることもありますので

目視で汚れていたら交換というのは当然の事なのですが、

汚れが目立たなくても何時交換したかが問題になってくる箇所でもあり

交換した年月日と交換してからの走行距離は良く覚えておく必要があります。

ブレーキフルードの交換。

ブレーキフルードはこのようにキャップを外して覗き込めばすぐに確認出来ます。

吸湿性の高いフルードなのでキャップを開けたら、しっかりと閉めましょう。

このように茶色く変色しているのは吸湿し、消耗が進んだ状態になります。

吸湿が進むとどうなるか。

フルードの沸点が下がってしまい、下り坂等でブレーキ過負荷状態が続いた場合に

ブレーキライン内のフルードが沸騰しやすくなり、ライン内に気泡が発生します。

気泡=気体になるので液体と違い圧縮が容易なのでペダルを踏んでもスカスカと全くブレーキが効かない状態になります。

原理としては水鉄砲をイメージすると分かりやすいでしょう。

ブレーキフルードは一般的にDOT(ドット)という規格で統一されていて

DOT3 DOT4 DOT5等の種類に分かれています。

3~5の順に性能は上がっていきますが、性能が上がるにつれ吸湿性も上がってしまうので

標準的に使用するのであればDOT4で十分でしょう。 

このようにタンク内とライン内の古いフルードを全て排出しきる事が大事になってきます。 

パワステオイルの交換。 

交換後はテストランをし、エア抜きを実施する事を忘れずに。

満タンに入れていたオイルがエア抜きによって半分以下になる事も多々あります。

冷却水の交換。

各部の汚れの洗浄を重点的に。

洗浄後はエンジン内部の古い冷却水も確実に車外に排出する事が大事になります。

古い冷却水と新しい冷却水が混ざり合ってしまっては交換の意味がありません。

ロアアームコントロールブッシュ、いわゆるロアコンの交換ですね。

定期消耗パーツの一つです。

車輌発進時、停止時に一番負荷のかかる場所なので必然的に交換頻度は上がります。

このようにヒビが確認できた時点での交換をすすめています。 

交換はプレス機での圧入になります。

ブッシュの方向性も決まっているので作業は慎重に。 

交換後は4輪アライメント測定と調整。

足廻りの整備がある場合はもちろんですが、二年に一度は必ず実施しましょう。 

リアブレーキローターは基準値を大きく外れていたので交換。 

ローターを交換するだけではなく、サイドブレーキ周辺も整備をします。

サイドブレーキシューの残りやガタツキを確認し調整していきます。 

交換後、サイドブレーキの効きを確認し問題が無ければ元通りにして

焼付け作業をします。 

最後に車検を取得し、全ての作業が完了です。

投稿者:autofine at 14:36 | メンテナンス

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