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2013年03月29日

【BMW Z3】納車整備【24ヶ月点検】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

暖かくなってくると、こんなお客さんも。

@数日で4月突入ですね。 

先日納車になったZ3の納車整備、走行60,000Km。

この車輌は10年以上前に当社でHAMANNのパーツを使い仕上げた車でした。

前オーナーが長い間大事にしてくれていて、当時とほとんどコンディション変わらず当社に戻ってきてすぐに

岡山に旅立ちました。

現オーナーとは初めてのお付き合いになりますが、これから宜しくお願い致します。

遠方でも問題無くアフターフォローは問題無く出来る体制は整っておりますのでご安心下さい。

テストランでどんなに真っ直ぐ走り、コーナーリングに問題が無い場合でも、

4輪アライメント測定と調整は納車整備項目の必須作業となります。

BMWが初めての方の場合、各アライメント数値は基準値に合わせて納車します。

何故かと言うと、まずは基準値に合わせた状態で乗っていただき、

経年と走行距離で変化したアライメント値を読み取る事によって、そのオーナーの運転の癖や

好みを読み取り、二回目のアライメント作業によってそのオーナーに最適なアライメントを調整するという訳です。 

BMWに精通している方であれば、好みのハンドリング特性等を詳しく話し合って

希望の走行が出来るよう調整していきます。

エンジンオイル交換。 

こちらは通常の作業と変わりませんが

納車整備の場合はエンジン内部のスラッジの堆積が多い場合はR2000の施工をする事もあります。 

もちろんエレメントも交換します。

エレメントだけではなく、エレメントキャップのOリングも毎回交換を忘れずに。 

ミッションオイルの交換。

この車輌はMT車ですがオイルはATFを使用します。

スポーツ走行が多い方は粘度の高いギアオイルでも気にならないかも知れませんが

街中での走行がほとんどの方はギアが入りにくくなってしまう事が多いですね。

オイルのチョイスはオーナーの使用用途を伺った上でチョイスをするようにしています。  

出来る限り内部のスラッジを除去して新しいオイルを注入します。 

これから暖かくなる季節ですが、夏場でもデフオイルの粘度はかなりありますので

古いオイルの排出は、必ず走行後に行います。

走行することによって粘度を落とすだけではなく、内部のスラッジも排出させやすくする為です。

何も暖めずに排出すると、内部のスラッジが残るだけでなくデフオイルの完全排出も不可能です。 

スラッジの堆積が多い場合は注入時にドレンボルトを付けずに、新油で内部を洗浄する事もあります。

新油はあらかじめ暖めておくと、流動性が増し作業が捗ります。 

ブレーキフルード交換。

特別な指定が無い限り使用フルード規格はDOT4になります。

DOT4はドライ沸点230度以上、ウェット沸点155度以上の規格のものになります。

ドライ沸点とは新品時の沸点温度、ウェット沸点とは吸湿率が3.7%時の沸点温度を言います。

フットブレーキを多用する山道等ではブレーキパッドの温度は焼く300度程になります。

その熱がキャリパーを伝わり、フルード温度が200度を超える事もしばしばあります。

沸点が200度以下になっている状態で走行するとペーパーロックの原因になりますので注意が必要です。

3.7%の吸湿は大体1~2年で進みますので、定期的な交換が必要になるというわけです。

このようにブリーザーでエアコンプレッサーの力を借りて強制的に新しいフルードを圧送していきます。 

ブレーキラインだけではなくMT車の場合はクラッチフルードも交換致します。 

パワステオイルの交換。

使用オイルはATFになります。 

こちらもブレーキフルードと同様に、エアコンプレッサーと専用機材を使用し

ポンプ、ギアボックス内の古いオイルを強制的に排出させます。

また循環機能も備えていますので、フラッシング剤を使用し

内部のスラッジを確実に車外に排出させた後、新油を注入していきます。 

タンク内のオイルだけの排出では全体の1/5程度の量しか交換されませんので全く意味がありません。

冷却水の交換。

車が古くなってくるほど重要な作業になります。

LLCの種類も住んでいる地域等を考慮し、選択する必要があります。

こちらも専用機材を使用し、圧送で古い冷却水を排出する事が重要になります。

排出後、内部の水垢等の異物を洗浄フラッシングし、防錆処理後に新しいLLCを注入します。

専用機材を使用している為、エアーの混入は最小限で済みますが必ずエア抜きを実施し

ラジエター部分での水温とエンジン部分での水温に異常が無いかどうかを確認する必要があります。

エア抜きがしっかり行われていないと冷却水の循環がうまく行われずにオーバーヒートの原因になるので注意が必要。 

細かい箇所ですがラジオアンテナの台座と本体ゴム部分が劣化していたので交換。 

 

トランク内部に水が入ってしまう前に交換出来て良かったです。 

最後に車全体を磨き納車を待ちます。

当時はACS、MVR、HAMANN等のチューナーズブランドに身を固めた車は良く見ましたが

最近ではここまでしっかり固めた車は少なくなっていますので岡山でもきっと目立つ事でしょう。

何かありましたらいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。 

投稿者:autofine at 14:33 | 納車整備・24ヶ月点検

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