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RESTORE REPORT

90y E30 M3 DiamondBlack RestorationFileNo.3

DSC04352_R今回は90y E30 M3 DiamondBlackのレストア作業の続きになります。
前々回の記事前回の記事から引き続き、下廻りのパーツを降ろしました。
こちらはリアの下廻り部分。ブラスト処理をする為、各パーツを外していきます。DSC04354_Rセミトレーディングアームの付け根のブッシュ部分。
潰れが酷く、割れてしまっています。
セミトレーディングアームではブッシュの劣化が進むとタイヤ内側の偏摩耗が酷くなり、
更にタイヤだけでなくリアアクスルキャリア自体が変形してしまう場合もありますので注意が必要です。DSC04355_Rドライブシャフトとブレーキのバックプレート部分DSC04356_Rドライブシャフト、デフ接続側部分。DSC04357_R各部に重大な破損や大幅な劣化が出ていないかを確認しつつ慎重にパーツを外していきます。DSC04440_RABSユニット、エアフロメーター、ブレーキブースター等、
外したパーツをサンドブラスト処理をして錆と旧塗膜などを取り除き綺麗に仕上げていきます。DSC04441_Rだいぶ汚れが目立っていますね。新車時の防錆剤が残っている上に
今までの車検時にスプレーされたチッピングコートがべったりと。
スチールパーツはサンドブラスト後、塗装をしていきますが、
アルミパーツはアルミ独特の梨地本来の輝きを出していきます。DSC04442_RDSC04443_RDSC04449_R取り外したミッション本体もガラスビーズでブラストしていきます。DSC04451_Rステアリングギアボックスとロアアーム。DSC04452_RDSC04453_Rロアアーム。
共にブラスト処理をして本来の綺麗な梨地を出していきます。DSC04455_Rブレーキキャリパーブラケット、ブレーキバックプレート。DSC04457_Rフロントショックケースストラットケース。
上ががサンドブラスト処理済み。
防錆処理をDSC04462_Rブラスト処理後のブレーキキャリパー。
塗装後にピストンオーバーホールして組み付けていきます。DSC04461_R処理前のブレーキキャリパー。
処理後の状態と見比べて頂くと、仕上がりの違いが良くわかりますね。DSC04466_Rハブベアリング部分。
DSC04468_Rフロントアクスルキャリアブラスト処理前のフロントアクスルキャリア。
錆や傷等が目立ちます。フロントアクスルキャリア施工後ブラスト処理をして下地を出し、その後に塗装致して仕上げます。ミッション施工後こちらもブラスト処理後のミッションハウジングとステアリングギアボックス。DSC04481_Rブラスト処理後のセミトレーディングアーム。
一枚目の画像と比べて非常に綺麗な状態になりました。
ブッシュ類は全て新品へ交換しております。DSC04585_R下廻りパーツを外したボディ部分。作業前の状態になりますDSC04589_Rオーナーは福島在住なので融雪剤にも注意が必要です。
融雪剤によるボディの劣化を防止する為にもしっかりとした処理が必要です。DSC04591_R現状では白のチッピングコートが塗られていますが、オーナーと相談の後、
テロテックスの黒のチッピングコートを塗装する事になりました。
DSC04587_RDSC04588_R次回は処理後の写真をUP予定です。
更に綺麗な姿に変化していく車輌を今回の画像と見比べると違いが良くお判り頂けると思います。
次回もお楽しみにお待ち下さいませ。

2015年10月23日