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RESTORE REPORT

87y E30 M3 5MT Restoration File No.6

日向は暖かく桜の開花も始まっているようですが、日陰に入ると先週末から少々肌寒いような・・・
今月もあと1週間を残すのみですね。月末までの納車もまだまだあるようなので頑張っていきましょう~。
本日は87y E30 M3 5MT レストアプロジェクトNo.6の更新です。
今回は前後の足廻りを完成させ、駆動系、排気系等やエアコンシステムを完成させていきます。
フロント足廻りにAC Schnitzer S3 sportをモチーフに制作した一体型のショックアブソーバーや
オーバーホールを行ったブレーキシステムを装着。
リア足廻り側もショックアブソーバー、ブレーキシステムを装着。
新品のクラッチカバー・クラッチディスク・レリーズベアリング。
基本的にこの3点のパーツをを1セットとして交換します。
スプライン部にグリスアップをした後にインプットシャフトに段付き摩耗が発生してないか
クラッチディスクを仮組してスムーズに可動するかチェックを行います。シフトアームはそれぞれに分解してからブラスト処理を行い、ブッシュ類等は全て新品へ交換。
エンジンへミッションを装着しプロペラシャフトを装着。ブレーキラインやセンサー等は走行中に干渉する等で損傷したり断線する事がない様に慎重に仕上げます。ブレーキシステムはFile No.4でオーバーホールを行ったブレーキキャリパーを装着。
バックプレートはブラスト処理後に再塗装。
前後共にブレーキローターやブレーキパッドは新品を使用。
もちろんハブベアリングも新品に交換しています。
内装の防音処理も同時に行っていきましょう。
路面からの反射音等を防止したり制振性を高めてビビリ音やきしみ音等の余計なノイズを取り除きます。ドライヤーで温めながら、フロアにピタリと貼り付けしていきます。
これでフロアカーペットを敷く準備が整いました。
エンジンに戻って補機類を取り付け。
エアコンコンプレッサーブラケットはブラスト処理を行い、ステーはブラスト処理後に防錆処理を行って再塗装、
ブッシュは新品へ交換。エアコンコンプレッサーブラケット、ステー等を装着。
ボルト・ナットも新品を使用。
オルタネーター・エアコンコンプレッサーはオーバーホールを行い、
各パーツ毎にブラスト処理を施して再生し使用しています。マフラーを取り付ける準備を進めましょう。
遮熱板はアルミパーツなのでブラスト後にアルマイト処理を施して耐熱、防錆効果を高めます。一部の遮熱板はユニクロメッキ加工を施して耐熱、防錆効果だけでなく腐食防止効果も高めます。マフラー吊りゴムは新品へ交換。
ステーはクロメート処理。マフラーを装着。今回チョイスしたのはFUJITSUBO触媒レスマフラーですね。当社在庫のデッドストック品でした。
インジェクションデリバリーパイプは再塗装を施し、インジェクターは全て新品へ交換。プレッシャーレギュレーターも新品へ交換。ラジエター、オイルクーラー等の冷却パーツを装着。ホース類は全て新品へ交換。エキスパンションバルブ、リキッドタンク、各ホース等エアコンパーツを新品へ交換。他のパーツに緩衝しない様に綺麗に取り回しながらホースを装着。新品のフューエルポンプやフューエルフィルター・キャニスターなど装着した所で今回の更新は終了です。
次回からは内装と外装を徐々に仕上げていきますので次回の更新を楽しみにお待ち下さい。

2019年03月25日