93年6月、初めて日本に導入されたE36 M3。
レースフィールドを前提に作られたE30 M3に搭載されたDOHC4気筒エンジンから、シルキーシックスから進化を遂げたDOHC6気筒に変更されたのが先代M3との違いです。排気量は2990ccにアップされ、可変吸気バルブ機構をVANOSに進化させ、最大出力286ps、最大トルク32.6kgmを発生させました。トランスミッションは5速マニュアルのみの設定。以降95年までのモデルが前期型のE36 M3Bと呼び、E30 M3にはない扱いやすさとアグレッシブさを併せ持つ大人のスポーツクーペとして人気のモデルでした。
全長 | 4,433mm |
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全幅 | 1,710mm |
全高 | 1,365mm |
ホイールベース | 2,700mm |
エンジン形式 | 直列6気筒DOHC |
排気量 | 2,990cc |
車両重量 | 1,460kg |
最大出力 | 286ps / 7,000rpm |
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最大トルク | 32.7kgm / 3,600mm |
英語表記 | 日本語表記 | コード |
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Alpinweiss III | アルピンホワイト III | 300 |
Dakargelb | ダカールイエロー | 267 |
Hellrot | ライトレッド | 314 |
Cosmosschwarz | コスモスブラック | 303 |
Arktissilber | アークティックシルバー | 309 |
Avusblau | アブスブルー | 276 |
Daytonaviolett | デイトナバイオレット | 283 |
96年からE36最終モデルの98年までのモデルを後期型 E36 M3Cと呼び、エンジンを3201ccとし6速マニュアルトランスミッションで、最高出力321ps、最大トルク35.7kgmと大きくパワーアップを遂げました。97年モデルからはシーケンシャルトランスミッションのSMGを搭載したモデルが登場。セミオートマチックとは異なる電子制御式となり現行のE46 M3に搭載されるSMGⅡの原型となった画期的なトランスミッションです。前期モデルと比べ外観上の相違点はウィンカーレンズがクリアに変更、ホイールデザインの変更、タイヤサイズが前後共通だった前期モデルに対し、後期モデルは異なるタイヤサイズとなっています。
全長 | 4,435mm |
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全幅 | 1,710mm |
全高 | 1,335mm |
ホイールベース | 2,710mm |
エンジン形式 | 直列6気筒DOHC 24V |
排気量 | 3,2012cc |
車両重量 | 1,470kg |
最大出力 | 321ps / 7,000rpm |
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最大トルク | 35.7kgm / 4,750mm |
英語表記 | 日本語表記 | コード |
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Hellrot | ライトレッド | 314 |
Dakargelb II | ダカールイエロー II | 337 |
Cosmosschwarz | コスモスブラック | 303 |
Arktissilber | アークティックシルバー | 309 |
Estorilblau | エストリルブルー | 335 |