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第76回 OMV

 
 
 
久々のメンテナンスレポートですが、今回はオイルのご紹介。

『OMV』

あまり聞き慣れないメーカーかと思いますが、

WRCにスポンサードしたりと、中央ヨーロッパではかなり大規模な総合石油メーカー。
 
 
 
初めてこのオイルを入れたE46M3に乗った時の最初のインプレッション。

『アクセルが軽い。レーシングするとタコメーターの針の上下が早い。』

エンジン内部の摩擦係数がとても低い感じ。

かといってその時に使ったオイルが低粘度かというと

その時のオイル番手は10W40。このフィーリングを番手に例えるなら下は0番手くらいといっても大袈裟では無いかもしれない。

そんなオイルなので最初はおっかなびっくり油膜切れなんて起こさないよね。。。なんて思いながら高速走行。

そんな油膜切れの心配などものの1分で忘れ、気が付けばテストランを始めてから2時間も経過。

まず一番最初に思った事。

運転面白い!

仕事柄色々な車を乗れる反面、
一番単純であり一番大事であろう運転をする面白さという感覚が
台数を乗れる事によっての慣れや運転の面白さをちょっと失いかけていた時期でもあった為、
目からウロコ的な感覚に陥りました。
 
ベルギーFINA社がまだ存在していた頃の
ゴールドボトルのFINAファーストオイルを彷彿させる感覚が自分の中に湧き上がったのを
今でもはっきりと覚えています。

馬力が上がって速くなるとかいった感覚では無く

アクセルレスポンスの向上。

アクセルオン時の吹け上がりの鋭さ。

アクセルオフ時の回転の落ち方が早い。

とにかく全てにおいてメリハリを感じさせてくれる。車を操っているという感覚を甦らせてくれるオイルでした。

この時点で50%は導入を決意。

残りの50%は、このまま走行を続け

1,000km時、3,000Km時、5,000Km時、10,000Km時の

オイルの状態、エンジンの状態をチェックしなくてはいけません。

それぞれ何をチェックするかと言うと

オイルの清浄性能、オイルの汚れ、スラッジの出具合、粘度、フィーリングの各変化をチェックし

その一つにでも問題があれば導入は断念。

結果から言えば問題無し。但し下記を良く読んで交換サイクルをしっかりと守って欲しいかなと思います。

フィーリングの軽さやエンジン内部にスラッジを残しにくくする為の性能を維持できるのは
やはり5,000Kmくらいまで。

出来れば3,000Kmに一度は交換してあげたい。

2,000Km時くらいまでは清浄効果が非常に高くエンジン内部のスラッジもゴリゴリと削ぎ取ってくれるような印象。

さすがに2,000Kmを越えた辺りから清浄性能は低下。

フィーリングはやはり3,000Km到達時には初期のような軽さは感じられないが
粘度やスラッジが再度こびり付いてしまう様な現象は見られない。

5,000Km時には正直軽さは感じられなくなってしまったが潤滑という性能に関しては問題無し。

10,000Km時、さすがにオイルは真っ黒、粘度や潤滑性能は失われていないが
M3やアルピナといったフィーリングの軽さを体感出来るモデルではまず考えられない距離と汚れ方。

この時はオイルテストの為、10,000Km時まで使用しましたが、
M3アルピナにお乗りの方でここまでオイルを交換されない方はいないでしょう。
 
 
こちらはブレーキオイルDOT5.1。
従来のDOT5.1規格のオイルは継続使用時に吸水による水分混合によって性能低下が著しい為
一般にはあまり使われないオイルですが
その弱点を克服し、対フェード性、耐水能力において今までのものとは比べ物にならないくらい高性能。
 
 
下記が当社取り扱いのOMVオイルになります。
どの種類を入れるかはオーナーとご相談し、
どういったステージで。どういったフィーリングを求めているか。
教えていただければアドバイス出来るかと思います。

OMV super racing SAE 10W−60

OMV full extra SAE 0W−30

OMV full syn plus SAE 5W−30

OMV full syn SAE 0W−40

OMV syn com extra SAE 5W−30

OMV syn com SAE 5W−40

OMV control light SAE 10W−40

OMV brakefluid DOT4

OMV brakefluid DOT5.1

スタンダードモデルにもおすすめ出来るオイルです。

M3やアルピナだけではなく、ポルシェやフェラーリといった車にも最適なオイルだと自信を持っておすすめ致します。
 
早速交換してみました。次回ご来店された時のインプレッションが楽しみです。
 
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